フジテレビの佐久間みなみアナウンサーが、5月26日に都内で開催された「すぽると!特別編集 佐久間みなみ1stフォトブック みなみから」(講談社刊)の発売記念イベントに登場。自然豊かな南の島で行われた撮影を振り返るとともに、今夏のオリンピック中継への意気込みを語った。
佐久間アナは、2020年にフジテレビに入社。この春より、新たなスポーツニュース番組としてスタートした「すぽると!」(毎週土曜深夜0:35-1:15/日曜夜11:15-0:30、フジテレビ系)の日曜MCを務める他、「パリ2024オリンピック」の中継キャスター就任も決定している看板アナウンサーの1人だ。今回のフォトブックでは、広大な草原での開放的ショットや、ビーチやプールで水と戯れる様子、得意のフィギュアスケートや新体操のカット、部屋着姿など、普段テレビでは見られない姿が多数収められている。
初のフォトブックが5月22日に発売を迎え、佐久間アナは「本当にありがたいなという気持ちとうれしい気持ち、あとは形になってホッとしているという気持ちです。出すにあたって不安に思うところもあったのですが、完成した物を見て『こんなにすてきな物になったんだ!』という感動を覚えました」と、率直な感想を。
家族や友人だけでなく、会社の先輩、後輩、同期からも既に見たという連絡をもらったそうで、「『普段放送や画面上で見る姿とはすごくギャップがあって面白かった』といった言葉をもらえたのが何よりうれしかったですし、すごく新鮮な気持ちになりましたね」と、周囲の反響を打ち明けた。
ちなみにアナウンス室の同僚からの反応については「まず榎並大二郎アナからは、見た瞬間に『すごいねえ!』という一言を頂いて(笑)。いろんな方から『新体操とフィギュアをやってたってことは知ってたけど、本当にやってたんだね!』という感じで、驚きの声を頂くことが多かったですね」と、新体操とフィギュアのカットには特に驚きの反応が多いことを明かし、「『あとでじっくり見るね』って皆さんおっしゃっていて、私としてもうれしいやら恥ずかしいやら、という感じですね」と照れ笑いを浮かべた。
また、定番の自己採点を求められると「自分が被写体だからということではなく、“作品”としていろんな方々の思い、愛がたっぷり詰まっているものだと思うので、100点…いや、120点をつけさせていただきたいと思います」と被写体である自分への評価という意味ではなく、一緒にフォトブックを作ったスタッフ、そして完成した作品に自信を見せた。
そんな自信作の撮影で特にこだわった部分については「表情を作るのがすごく難しかったので、表情はこだわりました。真剣な表情でも真っすぐ見る表情なのか、ちょっと力の抜けた表情なのか、そういった部分にはこだわりを持って臨ませていただきました」と振り返り、「新体操の写真やフィギュアの撮影の際には久しぶりにあそこまで動いたのもあって、次の日かなり筋肉痛になりまして…。そういったのもいい思い出かなと思います」と、お気に入りカットにも挙げた新体操の写真など、体を動かす撮影の苦労を吐露した。
さらに、7月にフランス・パリで行われる「パリ2024オリンピック」の中継キャスターへの思いを聞かれると「ものすごくありがたいことですし、すごく光栄なことなんですけど、近づくに連れてどんどん不安と緊張が増してきました。どこまで最前線に立って(アスリートに)寄り添ってどんなことを伝えていけるのかというのが、初めてだからこそ何から何まで、どこからどこまで準備したらいいのかが分からないので、不安な面も大きいんですけど…」と不安そうな思いを伝えつつ、「『行くからには全力を尽くして、全力で楽しみな!』と先輩方からも言われているので、とにかく頑張りながらも楽しみたいなという気持ちが大きいです」と、全力を尽くすことを誓った。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)