田中直樹&柄本明「プリズンホテル」を語る『ドラマが復興していくような機会になれば』

2017/10/07 06:00 配信

ドラマ インタビュー

10月7日にBSジャパンでスタートするドラマ「プリズンホテル」(C)浅田次郎/集英社・BSジャパン

10月7日(土)にスタートする「連続ドラマJ『プリズンホテル』」。BSジャパンとして初めて取り組むゴールデンタイムの連続ドラマ枠で、主演を田中直樹が務める。

原作は浅田次郎の同名小説で、田中はオーナーも従業員も極道だらけという“プリズンホテル”を任されたカタギの支配人・花沢を演じる。また、ホテルのオーナーであり、極道の親分でもある木戸仲蔵役を柄本明。ドラマの顔を務める2人が、インタビューに答えてくれた。

――ドラマへの意気込みをお聞かせ下さい。

田中「BSジャパンで新設されたドラマ枠なので、自分自身、大丈夫なのかという思いはあるんですけども…。BSの枠って大人の方がたくさん見られているイメージなので、そういった方々にたくさん見て頂けたらいいなと思います」

柄本「すみません、割と構えないんですよね(笑)。とにかくうまく行けばいいなと思います」

――意外な温度差が(笑)。役作りや、お互いの印象はありますか?

田中「演じる花沢は、生真面目で、行き過ぎてしまうくらい真面目な人物ですね。特殊なホテルなので戸惑う部分はたくさんありますが、ホテルに泊まりに来た人は立場は関係なくお客様はお客様、と対応しようとするところが“花沢さん”なのかなあ、と思います。

登場人物のほとんどが任侠の世界の人なので、ありえない設定ではありますが、そういったところが面白いですしギャップが出ればいいなと」

柄本「私が演じるオーナーが無理やり連れてきた支配人で…裏側では本当にあるのかもしれないけど(笑)。

田中さんとはほとんど初共演ですが、互いに探り合いながら作品を作っていければと思います。でも、なんだからしいですよね。連れてこられたって感じで(笑)」

――現場の雰囲気はいかがですか?

田中「実際のホテルで撮っているので、なんだか本当に従業員になったような気持ちですね」

柄本「任侠の人が多いですから、暗いですよ(笑)。でも、スタッフも含め全員で真剣に取り組んでいます。今は視聴率だけに左右される時代ではなくなっているので、ドラマが復興していくような機会になればいいですね」

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