亀梨和也(KAT-TUN)が、5月28日に都内で開催された連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」(6月9日[日]スタート 毎週日曜夜10:00-10:54、WOWOWプライムほか)の完成披露試写会に登場。共演の見上愛、渡部篤郎と完成を迎えた感想や、それぞれの印象などを語った。
同映画は、希代のヒットメーカー・東野圭吾氏の同名小説が原作。主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介(亀梨)が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長・葛城勝俊(渡部)に一矢報いるため、その娘・樹理(見上)と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。2003年に一度実写映画化され、2020年には今作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり世界中のファンを魅了している。
今作の魅力について、亀梨は「僕自身20数年こういったお仕事をさせてもらっている中で、(今作を)映像化するのになかなか表現するのが大変な部分があるなと感じていて。台本を頂いてからもそうだったんですけど、今回このチームでどういうふうに撮っていけるのか期待を持った中で入らせていただきました」と、原作を読んだ時点で映画化するのは大変そうだと感じたことを明かす。
その上で、実際に撮影してみて「われわれキャストもイメージしながら、説明を現場で受けながら実際に“目にしたものでお芝居をする”というよりは、(目に見え)ないものでお芝居する時間も多々あったんですけど、出来上がり見せていただいて本当に素晴らしく仕上げていただいていたので、早く皆さんに見ていただきたいなという思いでいっぱいです」と“想像力”も働かせながら役を体現し、完成した作品に自信を見せた。
今回登壇した3人のキャストは意外にもそれぞれ初共演だという。見上と共演した感想を、亀梨は「バディものということもあって、早い段階でお芝居に関してどういうふうにやっていけるかは現場も含めていろいろお話させていただけたので、その辺りは壁を作ることなく受け入れてくださいました。非常にクリエーティブなお話をたくさんしながら時間を過ごせて、非常に楽しかったなという印象があります」と、初対面でも序盤からスムーズにコミュニケーションを取れたことを明かす。
一方、渡部とは初共演ではあるものの以前から親交があったそうで「実は何度もプライベートでお会いさせていただいていて、それこそサウナでお会いしたこともあったり(笑)。お仕事は初めてだったんですけど、僕の中では安心感といいますか、信頼関係という部分では既にありまして、キャストに渡部さんのお名前があった時に『良かった』と。現場でもフランクにいろいろお話をしてくださいました」と振り返った。
ちなみにサウナなどプライベートで会う時との印象の違いについて聞かれると、亀梨は「いつお会いしてもまんまと言いますか、『亀ちゃん元気?』と気さくに声をかけてくださって、ありがたいです。一方的に(作品などを)見ている立場ではあったので、すごくうれしいですね」と、あらためてドラマで共演できたことを喜んだ。
なお、今回のイベントMCは、本作への出演も決まっている森香澄が担当。「亀梨さん」と言おうとしたところ、「亀梨そん」とちょっとかんでしまっていじられるなど、イベントを盛り上げた。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)