――今作のオファーを受けた時の思いや、台本を読んでの感想をお聞かせください。
余白のある作品だなと思いました。昨今、伏線や考察で視聴者を巻き込んだドラマや、0から100まで表現して提示するものが多い気がしています。
もちろん、そういう作品の素晴らしさもあると思うのですが、時には余白があって見ている人たちの置かれている環境によって答えが変わるような作品もあって良い気がしています。まさに今作は、そのようなドラマだなと思いました。
ただそれをシリアスに描きすぎず、登場人物の会話でポップに緩く表現していて「多くの世代に楽しんでいただけるはずだ」と、脚本を読んで思いました。
――芹沢という役をどのように演じようと心掛けているでしょうか?
芹沢は、正義感が強く仲間思いな人間です。周りからは“昭和の刑事”や“ブラックな働き方”などと揶揄されていますが、登場人物が危機に陥ったり不安に駆られた時などは、芹沢の人間力の高さが周りを支えます。なので、周りに振り回されることが多い芹沢ではありますが、人間的な強さを表現できるように心掛けています。
――視聴者へメッセージをお願いします。
純粋に楽しく見てほしいです。刑事ドラマではありますが、個人的にはクスッと笑えるシーンがいくつかあり、脚本を読みながらニヤッとすることが多々あるので、視聴者の皆さんにも同じように感じてもらえたらなと思います。
さまざまな人間関係がある中で、自分の好きなように働くことは大変だと思います。しかし、どこか人間として難がある今作の登場人物が、補い合い事件を解決して自分の時間を大切にして生きていく姿を見て、皆さんが1週間を乗り切るエネルギーに変えていただけたら幸いです。
――今作のオファーを受けた時の思いや、台本を読んでの感想をお聞かせください。
登場人物のキャラの濃さに笑いました。それはそれはこだわりの強い女性お三方ももちろんそうなのですが、男たちも負けず劣らず個性豊かな…変な人間ばかりです。ぜひ皆さんにも、推しの登場人物を見つけて楽しんでいただきたいです。
――安達という役をどのように演じようと心掛けているでしょうか?
安達という男はなかなかに摩訶不思議な男でして…。正直、台本を読んでも、事前に読み合わせをしてもよく分かりませんでした(笑)。現場で生まれたものが安達になっていっていると思います。そこも含めて、楽しく演じさせてもらっています。心掛けていることをあえて言葉にするのであれば、この作品のスパイス、それも、あまり聞いたことのない変なスパイス。的な存在になれたらなと思います。
――視聴者へメッセージをお願いします。
寝る前にゆっくりと、何も考えずに見てください。ゆる〜い気持ちに寄り添える作品です。と思ったら知らぬ間にのめり込んでいる瞬間もあると思います。ぜひご覧ください。
――今作のオファーを受けた時の思いや、台本を読んでの感想をお聞かせください。
個性的なキャラクターを魅力的なキャストの方々がどのように役を作り、演じられるのか、現場に立つのがとても楽しみでした。僕は松岡さんが演じる西条の後輩、鑑識係の杉田役をやらせてもらいます。西条にとっては杉田はちょっとウザいやつ…(笑)。面白そうな役回りだなと思いました。
――杉田という役をどのように演じようと心掛けているでしょうか?
とにかく明るく元気に、大きい声で!ですかね。西条先輩にやりすぎの杉田と言われるくらいなので、人間的にもガツガツとした感じというか、不器用なりの一生懸命を表現しようと試行錯誤でございます。(ギークを演じる)3人が温度低めなので、杉田はスパイスになれたらと思います。
――視聴者へメッセージをお願いします。
現場の3人を見ていると、なんだか本当にいい雰囲気だなぁと思うんですよね。ギークスの中にいる3人の空気感がそのまま漂っててすてきなんです。うらやましいなー、仲間に入りたいなー、なんて思ったりもして。そんな感覚を皆さまにも味わっていただきたいです。ぜひお楽しみに!
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