「地球外生命はいる、と断言できる時代に」中川翔子&渡部潤一氏が恒例“宇宙トーク”

2017/09/01 18:00 配信

芸能一般

4年連続でコンビを組んだ中川翔子(左)と渡部潤一氏

中川翔子と天文学者・渡部潤一氏(国立天文台副台長)が8月29日、FM特番「三菱電機presents 星に願いを~satellite girls, LIFT OFF!!!!〜」(TOKYO FMほかで9月18日放送)の収録に参加した。

年1回放送されている同番組は、宇宙をテーマにしたドラマ仕立てのスペシャルプログラム。今回は架空の“ラボ”を舞台に、中川翔子と渡部潤一氏が2017年の最新宇宙トピックスを紹介していく。また、ラボを管理する人工知能AI・ミッチー役として声優・花澤香菜も出演する。

2014年放送の「星に願いを~Space Jukebox~」、2015年放送の「星に願いを~Into The Space Woods~」、2016年放送の「星に願いを~The Celestial Railroad~」に続いて4年連続での共演を果たした中川&渡部コンビに、収録後話を聞いた。

――中川さんは4回目の出演となりますが、きょうの収録で一番印象に残ったトピックはなんでしょうか?

中川「やっぱり木星の話です! 探査機ジュノーの活躍で、ことし木星の凄まじい画像を見ることができたのは、天文ファンの方にとってもそうでしょうし、私自身も興奮した出来事でした。ジュノーが来年にはミッションを終え、木星の大気に突入して“消えてしまう”ということも含めて、収録ではかなり熱く語ってしまいましたね」

――かねてから、中川さんは“木星萌え”を公言されていますからね。

中川「はい。ジュノーが大赤斑(※木星に存在する巨大な渦のこと)を極のほうから撮った画像なんて、『そんなにギリギリから撮っていいんですか!?』みたいな。木星が“初恋の相手”だった私にとっては、すごいセクシーグラビアが届いたぞ、と大興奮だったんですよ(笑)。渡部先生には、毎年収録でお会いするたびに木星のことを伺っていて」

渡部「そう、『木星は元気ですか?』って」

中川「すみません、どうしても木星を“擬人化”して見てしまって(苦笑)。でも星って意外と、年々変化があるんですよね。木星でいえば、赤斑が濃くなったりとか」

――ジュノーが送ってきた木星の画像もそうですし、ことしは宇宙に関する重大ニュースが特に多かった気がするんですが、先生、いかがでしょうか?

渡部「おっしゃる通りだと思います。宇宙に関する研究も進歩しているから、最新の研究結果が発表される頻度が増えてきているし、中身も核心的なものが増えていますよ」

――そんな中で、ことし一番大きなニュースといえば何でしょうか?

渡部「それは間違いなく、トラピスト1(※39光年先にある恒星。ことし2月、NASAが地球に近いサイズの惑星が7つあることを発表した)でしょう。その存在を誰も想像していなかったし、トラピスト1以外にも地球と似た惑星はもっとあるんだろうな、とみんなが思いはじめていますね」

――トラピスト1系の惑星には、生命体が存在している可能性があることも報告されましたね。

渡部「生命体はいると思います。じゃあ、その生命体はどういう文明を持っているんだろう?と考えると、すごく面白いんです。トラピスト1系の惑星は自転と公転が一致しているので、昼と夜という概念がない。昼の場所と夜の場所があるだけなんです。ただ、知的生命体は休息を取らないといけないわけだから、いつ休んでいるだろう?とかね」

中川「すごいなぁ、『生命体はいる』と断言できるなんて。『いるんじゃないでしょうか?』でしたよね、昔は」

渡部「確かにそうだね。最新の研究結果によって、そう言えるようになった」

中川「宇宙に生命体がいると断言できる、2017年になってついにそういう時代になったんだなぁ…。すごいことですよ」

――じゃあ、来年の収録では…。

中川「『いましたねぇ!』みたいなことになっているかも!?」

渡部「ははは、そうなるかもしれないね」

中川「いやぁ~。1年前の知識がひっくり返ったりもするわけだし、宇宙の話って本当にワクワクできますよね。ことしの放送も、アップデートされた最新の宇宙情報がてんこ盛りなので、かなりの知的興奮が味わえるんじゃないかなって。それに、今回はあの花澤香菜さんがナレーションをしてくださるわけですから! 番組を聴いていただける方にとっては、きっと“耳と脳が幸せになる時間”になると思います」

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