甲斐たちは、原告団代表の水原美咲(矢田亜希子)、佐藤鈴子(宍戸美和公)たちから話を聞く。そこで、一審を担当した原告団の弁護士が、裁判の直前になって過去のスキャンダルで叩かれ、ついには廃業にまで追い込まれていたことを知る甲斐たち。それには、烏丸建設の顧問弁護士で、甲斐の後輩でもあるスタンリー法律事務所の畠中美智瑠(山本未來)が関わっているらしい。甲斐は、美智瑠が代理人となった過去の裁判を徹底的に調べるよう大輔たちに指示する。
そんな折、甲斐のもとに、突然、美智瑠が現れる。美智瑠は、甲斐たちが作成した原告団情報を含む社外秘の資料を持っていた。何者かから送られてきたのだという。それを受け、幸村チカ(鈴木保奈美)は、蟹江貢(小手伸也)に情報漏えい者の調査を命じる。
「SUIT/スーツ」は放送時間内にいくつものストーリーが同時進行で描かれているのも魅力の一つ。集団訴訟のメインテーマを軸に、大輔の経歴詐称を疑う同僚の話や、甲斐と美智瑠の恋の要素も若干感じる過去や、意地悪な蟹江など小ネタが満載である。
中でも第8話は、真琴が情報漏えいの犯人として仕立て上げられ、それを心配する大輔のおかげで立ち向かえたエピソードが恋愛モノとしても楽しめる。大輔が真琴の留守番電話に「信じています」「君がいないと寂しいんだ」と吹き込んだため、大輔のことが異性として気になり始めた真琴の心をグッと動かした。大輔を名乗る大貴を昔から想う谷元砂里(今田美桜)との三角関係もアツくなり始め、今後の展開に期待が高まる。
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