柏木由紀が、5月29日に都内でBlu-ray&DVD「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ・~2024.1.27@Zepp DiverCity(※「・」は白抜きハートが正式表記)」発売記念イベントを開催。イベント前に行われた囲み会見に登場した。同作品は、4月30日に17年間活動してきたAKB48を卒業した柏木が、グループ活動と並行して続けていたソロ活動が昨年10周年を迎えたことを記念して、東名阪で開催されたメモリアルツアーのファイナル公演を収録したライブBlu-rayとDVD。グループトップクラスだった歌唱力や面白さ満点のバラエティー力など、柏木の魅力が存分に詰まった作品となっている。
会見に登場した柏木は「AKB48の卒業コンサートは(Blu-rayと)DVDにならなかったんですけど、このソロのコンサートは記念として残すことができたので、ぜひファンの方はもちろん、そうじゃない方も、一応本業の私の姿をこのDVDで見ていただけたらうれしいなと思っています(笑)」と自虐的なコメントも交えつつアピールし、会場を沸かせた。
さらに、「すごく頻繁にソロ活動できていたわけではないんですけど、デビューシングルからソロの曲をメドレーで歌っていたりとか珍しくカバー曲も歌っているので、グループの時ではなかなか伝わらなかったような一人で歌って踊っている姿をたくさんの方に見てもらえたらうれしいです」と述懐。
また、見どころについて「今回のソロツアーがDVDになるのを知らないか、もしくは忘れていて、まさか形に残るとは思わずに、ものすごく歌のミスをしちゃってて…(苦笑)。それが丸々収録されているので、そういうハプニング込みで手に取ってもらえたら!」と明かした。
そんな中、グループ卒業後から現在までの約1カ月間について聞かれると、柏木は「覚えることがなくなって気が楽になりましたね。コンサートのためにダンスを覚えたり、立ち位置を覚えたりっていうのが全くなくなったので。あとは、スケジュールがちゃんと見えるようになった。グループの時は、『明日、レッスンあるっぽいけど、何時か分からない』みたいなことが結構あって(笑)。それが今は一人なのでスケジュールが分かるから、美容室行ったり、買い物行ったり、自分の時間を有効に使えるようになって、結構すっきりしています」とグループならではの不便さから解放されたことを告白。
一方で、「後輩のSNSとか見たら、土日に千葉・幕張メッセで握手会とかやっていて、『幕張メッセに握手会で行くことがないんだな』とか、劇場公演の写真とかを見て、『こんな当たり前に行っていたところに行かなくなるんだな』って、自分が卒業したことを実感しますね」と感傷的なコメントも残していた。
◆取材・文=原田健