小田井の旅ではたびたび目にする一般のお客さんとの絡み。“あい旅”という番組タイトルの由来でもある「触れあい」を、小田井は旅のだいご味として味わっている。しかし触れあいというのは決して一方通行ではいけない。グイグイと入り込むのではなく、自然な距離感でコミュニケーションを取ることが大事なのだ。
その点、小田井の手腕はさすが慣れたもの。今回立ち寄ったおでんのお店でも最初からお客さんに切り込むのではなく、お酒の場ではお酒をいただいてから。ジョークで場がほぐれたところを見計らって、店長経由で話しかけても嫌がらない人を探すという気遣いを徹底している。
ときには踏み込み、ときには距離を保ちつつ会話をするのが上手い小田井。旅を彩る人・物・景色の良いところをグッと引き出すことができるのは、根っからの旅好き・根っからの人好きならではなのだろう。今後も旅の道中で、素晴らしい出会いと良きコミュニケーションを期待したい。
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