コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回はジョンソンともゆきさんが描いた「霊視」を紹介する。作者であるジョンソンともゆきさんが4月14日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事ではジョンソンともゆきにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
「最近…右肩が重くて…」と霊媒師へ相談しにやってきた男性。肩の不調を霊媒師に相談するとは、よほど他で手を尽くしても解決しなかった悩みなのだろう。霊媒師もキリっとした表情ですぐさま「私の霊視で確認します」と請け負う。
霊視を始めると、たしかに男性の右肩には一体の幽霊が。しかし少し待つと、「ごめ~ん、待った?」ともう一体の幽霊が左肩にやってきた。先に憑いていた右肩の幽霊は「俺も今憑いたとこ」とめちゃくちゃカジュアルにあいさつしている。
右肩だけでなく、左肩にも重さを感じはじめた男性を見て「……あなたは待ち合わせ場所にされてます…」と霊媒師は気まずそうにひと言。それだけでもシュールだが、さらに待ち合わせ幽霊たちはお出かけ前にもう1つアクションを起こし…。
思わぬ不調の原因に、読者からは「霊界ではハチ公前的な感じでしょうか」「これをお払いするのは霊媒師も忍びないわな…」「動いているのに待ち合わせにすな」「駅とかでいいだろ」など、思わず和んでしまう展開に反響が多数寄せられていた。
――『霊視』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
普段から毎日漫画を投稿しているので大きな理由は無いのですが、ホラーコンテンツが好きなのでそういうところから逆転で考えたと思います。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
別の幽霊が到着したときにもう片方の肩も重くなっている描写が一応入っている点です。
――個人的に「俺も今憑いたところ」という霊のセリフが気に入っています。ジョンソンともゆきさんが、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
大オチの「待ち合わせ場所にされてます」というところです。本当は「俺も今憑いたところ」の言葉遊びの発想だけでも短い漫画なら成立するところだと思っていたんですけど、登場している霊媒師に大きな活躍を与えられたんじゃないかと思います。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
机に向かってひたすら考える時間や散歩をしています。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
とにかくセリフを削って、わかりやすくしようと思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
今毎日更新している漫画に加えて、映像で楽しめるものや愛着の湧くキャラクターなど、新しい試みに挑戦できればと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも見ていただいてありがとうございます。ここから知っていただいた方はぜひXでもインスタグラムでも見ていただければ嬉しいです。
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