イベントも中盤に差し掛かったところで有田がサプライズで登場。思わぬゲストの登場に石原と青木は、有田の姿を見るや否や思わず「秒で涙」を浮かべていた。有田は「初めまして!美羽役の有田麗未です!」と元気いっぱいに挨拶し、撮影時以来となる久しぶりの再会に「お父さんとお母さんにずっと会いたいなと思っていたからうれしいです!」と満面の笑み。
続けて撮影中の思い出を「公園で遊んだことと、待ち時間にトランプとしりとりをやったことが楽しかったです!」と笑顔で振り返った。それに対して石原が「走り過ぎてバテてたね(笑)」とその時の青木の様子を暴露。3人揃って本気で遊んでいた微笑ましいエピソードを明かした。
さらに劇中で印象的に出てくる有田が実際に描いたお父さん、お母さんの似顔絵にちなんで、改めて有田が石原と青木それぞれに似顔絵をプレゼント。石原の絵には、似顔絵の他にリボンや花火などカラフルに描かれており「お母さんに髪の毛を結んでもらったことを思い出して、あと海の前で瓶の中に石を入れてカシャカシャして遊んだことが楽しかったからそれも描いて、花火をしたこともすごく楽しかったので、でっかく描きました」と説明。
石原も「楽しかったね、あの時間!」と涙目で満面の笑みを浮かべていた。続いて、カメや魚、貝、カブトムシも描かれている青木の絵については「お父さんは海(漁港)で働いているから海の絵をいっぱい描いて、カブトムシ公園で遊んだからカブトムシの絵を描きました!」と解説。青木は「そっくりじゃん!」と似顔絵を絶賛し、「たまらないですね」としみじみと絵を眺めていた。
最後の挨拶では、有田は「今日はみんな来てくれてありがとうございます。お母さんとお父さんみたいにすてきな俳優さんになれるように頑張ります!」と大きな声で宣言。青木は「平日のお客さんの劇場の入りが、週末の日を超えているというニュースを見て、これは結構稀な現象だそうで、これはひとえに皆さんの口コミの力だと思います。『観る価値はある』という口コミが凄くうれしいです」と鑑賞した観客への感謝を述べた。さらに「作品の真ん中でしっかり母親として体現してくれた石原さんに本当に感謝を言いたいです」と石原への熱い感謝でメッセージを締めくくった。
最後に石原は、「全キャストの本当にエネルギーが詰まった作品です。見る前より見た後の方が確実に何かが心の何かが生まれていると思います。そして、SNSの力って負の力だけでなく、前に前進していく力っていうのも本当に偉大だなと思います。これから皆さん、どうかその力を使ってぜひ温かい言葉を発信していただけたらすごくうれしいです」と力強く語った。
※吉田恵輔監督の「吉」は、正しくは「土へんに口」で表記する