北村匠海“赤峰”、弁護士として成長し執念によって勝ち取った再審での“無罪”<アンチヒーロー>

2024/06/01 22:30 配信

ドラマ レビュー

「アンチヒーロー」第7話より(C)TBS

長谷川博己主演の日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第7話「Episode 7 -追及-」が5月26日に放送された。同ドラマは、長谷川が7年ぶりに日曜劇場で主演を務める、日本の司法組織を舞台とした“逆転パラドックスエンターテインメント”。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか」ということを視聴者に問い掛け、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく。第7話は、赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)が明墨(長谷川)の真の目的に辿り着き、12年前の驚愕(きょうがく)の真実が明らかに。そして、赤峰の執念が“あの事件”の判決をひっくり返す。(以下、ネタバレを含みます)

“アンチ”な弁護士を演じる長谷川博己をはじめ個性派俳優が集結


長谷川は「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士を演じ、主人公と同じ法律事務所で働く同僚弁護士役で北村と堀田、パラリーガル役で大島優子、東京地方検察庁の検察官役で木村佳乃、検事正役で野村萬斎が出演。

さらに、7作目の日曜劇場出演となる相島一之、「小さな巨人」(2017年)にて長谷川と共演歴のある神野三鈴の他、小松利昌、近藤公園、松角洋平、馬渕英里何、宮尾俊太郎、山本浩司、吉永秀平が出演。

また、林泰文、安藤彰則、井上肇、内村遥、河内大和、迫田孝也、須田邦裕、砂田桃子、高木勝也、谷田歩、珠城りょう、馬場徹、和田聰宏、渡辺邦斗が「VIVANT」(2023年)以来の日曜劇場出演となる。

ほか、近藤華、山下幸輝、渡邊圭祐、沢村玲、十文字陽菜、田中真琴、搗宮姫奈、諸星すみれといった若手俳優陣や、各方面で活躍中の朝夏まなと、一ノ瀬ワタル、s**t kingz・小栗基裕、田島亮、浪川大輔、早見あかり、前原瑞樹、水野勝が日曜劇場に初出演。

出版社の情報漏えい事件によって次のターゲットが明らかに


かつて政治家のスキャンダル記事を書いた雑誌「週刊大洋」の副編集長だった沢原(珠城)が、機密情報流出事件の容疑者として逮捕され、第一審では懲役1年の判決を受けた。“自分は嵌められた”と主張する沢原の弁護を「私があなたを無罪にしてさしあげましょう」と言って明墨が引き受けた。

いつものように明墨は証拠を固め、沢原の無罪を勝ち取ることは確実かと思われたが、判事・瀬古(神野)は明墨による新たな証拠を跳ね除け、無罪を勝ち取ることはできなかった。

しかし、ここで諦める明墨ではない。それどころか、明墨の本当の目的は瀬古の失墜だった。沢原の裁判も明墨にとっては想定内だったのかもしれない。