アニメ「黒執事 -寄宿学校編-」(毎週土曜夜11:30-深夜0:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・FOD・Huluほかで配信)の第8話「その執事、施錠」が6月1日に放送された。第8話では、ウェストン校の伝統行事・寮対抗クリケット大会にて、優勝を果たしたシエル・ファントムハイヴ(CV.坂本真綾)に校長主催の「真夜中のお茶会」への招待状が届く。そして、シエルはついに直接校長へデリック・アーデン(CV.小林裕介)の行方を問うが――。(以下、ネタバレを含みます)
寮対抗クリケット大会で見事に優勝を果たした「紺碧の梟寮(青寮)」。決勝戦の「翡翠の獅子寮(緑寮)」寮長のハーマン・グリーンヒル(CV.武内駿輔)と青寮寮長のロレンス・ブルーアー(CV.榎木淳弥)の攻防戦にて、グリーンヒルが振りかざしたバットがシエルの額に当たるという不慮の事故がシエルとセバスチャン・ミカエリス(CV.小野大輔)らのボールへの細工によって必然的に起こされたものであることが明らかとなる。
そして、大会の後夜祭である優勝寮のボートパレードでは舵手(コックス)の衣装を身に纏ったシエルが青寮の面々と共に岸辺を出航しテムズ河へと向かった。ウィンザー城に差し掛かかると、全員で脱帽し女王陛下へ敬礼。帽子の花を河に落とし帰港するというルートを辿る。
しかし、女王陛下への敬礼後、優勝するとは思ってもいなかったためパレードの練習をしていなかった青寮のボートは体制を崩し転覆してしまうハプニングが。青寮らしいと言えば青寮らしい。
後夜祭では豪華な料理をみんなで食べたり、「紫黒の狼寮(紫寮)」のチェスロック(CV.戸谷菊之介)のヴァイオリン演奏や許嫁であるエリザベス・ミッドフォード(CV.田村ゆかり)とシエルのダンスのシーンが描かれ、楽しく賑やかな雰囲気に包まれていた。
ちなみに今回、女王陛下に加えその執事のチャールズ・グレイ&チャールズ・フィップスの通称「Wチャールズ」がシリーズ初登場を果たしている。なお、女王陛下は第1話にて声のみ登場している。
ちなみに、『黒執事』原作者である枢やなは自身のSNSにて、「Wチャールズ」は緑寮のOBであることを明かした。
後夜祭の後、シエルが寮室に帰るとベッドの上に校長主催の「真夜中のお茶会」の招待状が置かれていた。
「消えた生徒の行方、校長の正体。全ての謎をお茶会で暴いてやる!」と意気込みながら参加したお茶会にてP4とその寮弟、そして校長と副校長のヨハン・アガレス(CV.速水奨)が一堂に会するなかで、シエルはデリック含む5名の行方不明の生徒について校長に問うた。
すると校長の代わりにアガレス先生が指をさした扉から、なんとデリックが登場したのである。シエル同様に焦ったような表情を浮かべるP4の姿も気がかりだ。
SNSでは、「色々問い詰めたけど、デリックは生きていた?どういうこと???」「デリック生きとったんかワレェ!!」「デリックの声小林裕介さんだ〜!」と未だ謎に包まれているデリックの詳細や解禁されたキャストについてのコメントで溢れている。
なぜ、この真夜中のお茶会でデリックが登場したのか、またなぜ今まで行方を眩ませていたのか。その詳細は次回明かされるのだろうか。
◆文/笹本千尋
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