竹内由恵「好感度を気にする時代は終わった」アナウンサーの新たな存在意義を実感 “救い”となった仕事へのこだわりも明かす<ダウンタウンDX>

2024/06/27 05:00 配信

バラエティー インタビュー

「ミュージックステーション」抜てきは「信じられない気持ち」


――竹内さんはやはり「ミュージックステーション」の印象が強いですが、当時抜てきされた時はどのようなお気持ちでしたか?

自分も小さい頃から好きだった音楽番組でしたし、当時は色々番組があった中で「テレビ朝日に入っ たら何の番組やりたい?」ってもし聞かれたら「ミュージックステーション」ってひそかに思っていました。本当に運がよくて「ミュージックステーション」のアナウンサーが割と4、5年単位で変わるんですよね。私が担当させていただいたのは、入社して研修が終わった夏の終わりぐらいだったんですけど、上司に呼び出されて「決まりました」って告げられたときは、信じられないような気持ちでした。「これは周りにも極秘案件だから、親にも言わないでね」って忠告されたんですけれど、すぐ親に言いました(笑) 。

――ご両親はどんな反応でしたか?

私が音楽番組が好きなのを母親は知っていて、憧れていたので「よかったね」みたいな感じで昔を振り返って喜んでくれました。うれしかったです。

――担当した番組の中で、一番印象に残っている仕事はなんですか?

「ミュージック ステーション」の担当はさせてもらっていたんですけど、なかなか一年目、二年目と 仕事が増えなくて焦っていたんです。でもその中で何かスポーツの現場にとりあえず行ってみようみたいな感じで動いていたら、世界水泳のお仕事が来たんです。上海に一週間ぐらいずっといたんですけれど、それがもう青春!  って感じで楽しすぎて…いまだに思い出しますし、またあの高揚感に包まれた瞬間を経験できたらいいなって思っています。

結婚後の生活は「ワクワクしていた」


――テレビ朝日退社後は、静岡に移住という大きな決断をしていますが、当時不安はありませんでしたか?

自分の中でも、そろそろ環境を変えたいな、ちょっと東京疲れたなって思っていたタイミングだったんです。何よりも結婚して子どもが欲しい気持ちが大きかったので、もうそれが叶うなら何 でもこい!  みたいな心意気で、全く不安はなかったですね。一旦、仕事も辞めてもいいというか、専業主婦をやってみたい気持ちもあったので、第二章が始まるじゃないけれど、不安というよりはワクワクしていました。

――フリーとなると周りとの差別化という点が重要なポイントとにもなりますが、ずばり「ここは負けない!」という竹内さんの個性はなんですか?

難しいですね(笑)。バラエティが好きなので、全力で頑張りたい気持ちはもちろんあるんですけど、 やっぱり芸人さんにはかなわないし、他にもっと話が達者なアナウンサーもたくさんいる。フリーアナウンサーも今はたくさんいるので、絶賛模索中です。でも、その中でもしっかり準備して臨めるような仕事が充実感があって好きです。そういう意味でも自分の経験を活かせる進行のお仕事、中でもスポーツ番組の進行にやりがいを感じています。