――卒業からは3カ月ほどがたちますが、心境はいかがですか?
最初は怒涛の日々でした。卒業して、数日間連続でお仕事して、写真集の撮影に行って、撮影が終わってもいろいろとバタバタしていて。そのまま舞台の稽古が始まって、舞台の本番を迎えて、と落ち着いていなかったから、卒業した寂しさはあまり実感していなかったんです。2月に卒業したんですが、3月のAKB48のコンサートで19期生の研究生たちがお披露目されていたのを見て、私の知らない子がAKBの衣装を着ているということで、『私はもう卒業したんだ』とだんだん実感が湧いてきました。
――個人で仕事するようになって、グループに所属していた頃とは感覚も違いますか?
グループにいた頃は、努力して認めていただいてお仕事を頂くことが多かったんですけど、今は努力して自分でチャンスをつかむという形に変わりました。AKB48はすごく恵まれているので、たくさんの方に見ていただける環境でしたが、今はグループにいた時以上に自分のやりたいことを明確に伝えないといけないんです。「やりたい」だけじゃダメで、強い意志じゃないとチャンスを頂けないので、お仕事の意識を変えないといけないなと感じました。難しさも感じていますが、それ以上に楽しんでいます。
――Xには「とある“文字”のお仕事と、とある“イラスト”のお仕事の締め切りに追われている」という投稿もありました。
私の匂わせをめちゃめちゃ見ていますね(笑)。“文字”のお仕事は、この写真集の最後のロングエッセーのことです。締め切りのギリギリまで夜更かしして、頑張って考えて文章を出したら、すごく褒めていただきました。写真だけじゃなく、私のロングエッセーで、今までの私とこれまでの私と、これからの私をぜひ知っていただきたいんです。
――「とある“イラスト”」は、どういったお仕事でしょうか?
私がデザインした「ぱみぃ」といううさぎのキャラクターのグッズを出したり、LINEスタンプを出したりすることを、去年の4月頃からしているんです。私の匂わせでたぶんバレていると思いますが、そのぱみぃに関する締め切りがあって頑張りました!
“あるもの”が進んでおります。ぱみぃに関しては「やるならLINEスタンプだけじゃなくて、一つのブランドにしたら?」とアドバイスを頂いて、グッズを出したり、専用のSNSアカウントを作ったりするようになりました。最初は趣味のようなものでしたが、今後は趣味だけじゃなく、クリエーターとしても活動していきたいなと思っています。
つい最近も「初めての美術館」(毎月第2・4日曜朝8:00-8:30、TOKYO MX)という番組でぱみぃのインスタグラムを紹介させていただきました。一つ一つの投稿がつながって、「永遠に終わらない1枚の絵」になっているんです。ぜひフォローしてください!