「舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯」が、6月8日に東京・THEATER MILANO-Zaにて開幕する。また、6月9日(日)と7月21日(日)にライブ配信、7月21日(日)大千秋楽にはライブビューイングの開催が決定している。
7月には大阪・福岡でも上演される本作は、刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」を原案とし、高い人気を誇る2.5次元作品。舞台『刀剣乱舞』シリーズ、通称“刀ステ”の最新作。WEBザテレビジョンでは、2021年の「舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-」に引き続き加州清光を演じる松田凌と、“監査官”役で本作に出演する内藤大希の二人にインタビューを実施。“刀ステ”の魅力や役柄への思い、互いの印象などを語ってもらった。
――お二人が思う、舞台『刀剣乱舞』の魅力とはどういったものでしょうか。
松田凌(以下、松田):「演劇作品である」ということです。『刀剣乱舞』が原案であること以前に、板の上で我々が表現するお芝居、衣裳、メイク、照明、音響、音楽、映像、舞台美術といったものの総合芸術をしっかりと楽しんでいただけるものだと思っています。また、刀剣男士の魅力だけでなく、歴史を学べる点も魅力だと思いますね。舞台にあまり触れたことのない方でも殺陣や踊りは楽しんでいただきやすいし、「刀剣乱舞」を知らない方々を置きざりにする気もないので、気軽に足を踏み入れてもらいたいなと思っています。
内藤大希(以下、内藤):凌くんがおっしゃったように、歴史も学べるというのは魅力の一つだと思います。「この刀剣男士はこの人と関わりがあった刀なんだ!」というように、親しみやすいですよね。「自分も歴史を学んでみよう」と、お客様を前のめりにさせるような魅力があるんじゃないかなと感じています。他の登場人物たちとどう交わっていくんだろう、と想像力がかきたてられます。
松田:「それぞれの“本丸”がある」ということも忘れてはならない大きな魅力ですよね。「刀剣乱舞」が多くの方に愛されている中で、様々に展開されるメディアミックスにそれぞれの本丸があるということは、絶対にみんなが魅力に感じている部分だと思います。
――「加州清光」という役柄に対する松田さんの思いはいかがですか。
松田:初めて演じさせていただいた時からとても強い思い入れがありましたが、自分が演じさせていただいた責任を、前回共演させていただいたキャストの皆さんとともに乗り越えた今、さらに強い思いがあります。
――今回の「心伝 つけたり奇譚の走馬灯」にはどんなことを期待していますか。
松田:加州清光の元主であるといわれている沖田総司役が早乙女友貴くんというところ。最も担うべき人が担ってくれたと思っているんです。 今回の座組で、“刀ステ”の見どころの一つである殺陣の魅力がいかんなく発揮されるんじゃないかなと期待しています。もう一つ、「心伝」は“心”という字の入った物語ですが、心って、人生において最も重要なものだと僕は思っているんです。作品を自分自身と重ね合わせる必要はないかもしれませんが、僕が最初につかみたい糸口は「心」ですね。
――内藤さんは「監査官」という役ですが、名前が出ていませんよね。
内藤:「監査官とは?」と思っていたんですが(笑)、今になってその重みを実感しています。脚本・演出を手掛けられる末満健一さんのさじ加減というか、物語の中で最終的にどうなるのかという部分にも大きく関わってくるので、脚本がすごく楽しみです。
松田:絶対に伏線だよね(笑)。良い謳い方だなと思う。だからこそやっぱり皆様には劇場に確かめに来ていただきたいです。なぜ“監査官”なのか。
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