4人は京の郊外にある水戸藩別邸を訪れ、屋敷の修繕を手伝うことになる。
町中は長州藩をはじめとする討幕派の勢いが増し、張り詰めた空気がみなぎっていたが、田舎町は穏やかな時間が流れていた。小川で魚を捕まえようとしたり、つかの間の休息のような楽しい時間を過ごす4人だったが、その夜丘十郎は大作の“涙”を目撃してしまう。
泣いているのか?と丘十郎が尋ねると、「泣いていない」と強がる大作。父親が泣きたいときは泣いていいと言っていたと丘十郎は大作を慰める。大作が辛い過去を思い出して涙ぐむと、「言わなくていい」と丘十郎。「お汁粉を一緒に食べたのも、剣を教えてくれたのも今のお前だ。大作、俺を信じろ。俺は強くなる」と続ける。大作が「丘十郎…」と感極まって涙を流すと、丘十郎は大作の涙を指でぬぐい、「涙が出て良かった」と言う。大作はそれを聞いて、嗚咽するのだった。
丘十郎の懐深い強さと大作の弱い一面が見られて、こちらまで涙がこみ上げてきた。SNSでも「大作の泣き顔が切なかった」「胸熱な回でした」「大作くんを慰める丘ちゃんが優しかった」「どんどん展開が辛くなってくる…」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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