コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、福々ちえさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「『女の子』が苦手な先輩の話」だ。6月10日時点で6100以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の福々ちえさんに制作の背景を伺った。
今作は福々ちえさんが描く作品「やさしさに溺れる」の主人公・河村さんの先輩である田端さんが主人公となる話だ。
先輩である田端さんは、物事をハッキリ言うタイプで“女の子らしい女の子”と相性が悪いと感じていた。そんな田端さんが指導係になったのが、後輩の河村さん。
河村さんが想像以上に「女の子」で、田端さんは苦手だと思っていたが、なぜだか河村さんに懐かれた。
そんな河村さんが会社を休んで3日目。心配した係長は河村さんの様子を見に田端さんを向かわせた。
すると、家から出てきたのは げっそりとした河村さん。彼氏と別れ、母親とも色々あった彼女は思わずポロっと涙をこぼす。そんな河村さんの姿を見て田端さんは「……話聞こうか?」と思わず、らしくないことを言ってしまう。
今作は、そんな正反対の2人が繰り広げる会話がメインのストーリーだ。
実際に漫画を読んだ人達からは「涙のストッパーがどっか行った」「最後まで読んで号泣」「泣いた……」「とても温かい気持ちになりました」「泣いちゃった」「定期的に読み返したいお話」と、いった声があがっている。
ぜひ、「『女の子』が苦手な先輩の話」と合わせて本編の「やさしさに溺れる」も読んでみてほしい。
今回は、作者・福々ちえさんに『「女の子」が苦手な先輩の話』の制作について話を伺った。
――「『女の子』が苦手な先輩の話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
こちらは「やさしさに溺れる」という作品に出てくる、主人公の職場の先輩のお話になります。
主人公とは真逆の人物にしたら面白くなりそう!とこんな人物にしました。
――「『女の子』が苦手な先輩の話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
「女の子はケーキのように脆くてすぐ崩れそう」というのは、普段から私が感じていることです。
私もどちらかといえば鈍感なタイプなので、繊細な人を傷つけるんじゃないかと自分の言動にビクビクしている所があって。
そんな強めメンタルな人だからこその生きづらさを、田端先輩を通して知って頂きたいです。
――今作の中で特にお気に入りのシーンやセリフなどはありますか?
女の子がショートケーキになっている絵です。
今回のテーマそのもので気に入っています。
――今作はSNSでかなり反響があったかと思いますが、読者からのコメントで特に印象に残っているものはありますか?
「私も先輩みたいなタイプだから分かる」と共感して頂いたコメントが嬉しかったです。
――福々ちえさんの今後の展望や目標をお教えください。
「やさしさに溺れる」に出てくるキャラはどれもお気に入りなので、いつかこのキャラたちのその後を描いていきたいです。
――最後に福々ちえさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
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