上野樹里&林遣都初共演映画「隣人X‐疑惑の彼女‐」のBlu-ray&DVDが6月5日に発売開始。発売日を迎えた同作の本編冒頭5分が、この度特別公開された。
主演の上野は、惑星難民Xの疑惑をかけられる良子を好演。Xを追う週刊誌記者の笹(林)はスクープのため正体を隠して良子へ近づいていくが、その過程で徐々に良子に対して恋心が芽生えていく。
特別公開された映像は、林演じる笹が、惑星難民Xに遭遇したかのような緊張感とインパクトのある場面からはじまっている。窓を開けると不気味な褐色の満月が街を見おろすように照らしていた。「週刊東都」副編集長の月村(バカリズム)の情報で、惑星難民Xを探し暴くためにスクープ班が立ち上げられることを知る。
スクープゼロでクビ目前の笹は、記者生命を守ろうと必死だった。スクープ班メンバーに抜擢してもらうために先輩記者がプライベートで呑んでいる酒場に押しかけて売り込みをする熱意の入りようだ。そうした行動の甲斐あってか、スクープを狙うチームの一員に。だが笹は、この件を追うなかで大きく運命を変えることになる…。
同作のBlu-rayにはインタビューや舞台挨拶映像といった80分超えの映像特典のほか、オーディオコメンタリーも収録されるという。
ある日、日本は故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。
週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へと発展する。
人との関わりを避けてひっそりと生きる女性、良子を演じるのは7年ぶりの映画主演となる上野樹里。そんな良子に惹かれていく記者を林遣都が演じるほか、台湾の実力派・ファン・ペイチャ、野村周平、川瀬陽太、嶋田久作、原日出子、バカリズム、酒向芳らが顔を揃える。第14回小説現代長編新人賞を受賞し、次世代作家として大きな注目を集めるパリュスあや子の小説を、熊澤尚人監督が新たな視点を盛り込み完全映画化。
謎めいた物語が描き出すのは、“よそもの”に対する警戒心や、無意識に遠ざけようとする気持ち。そして偏見や恐怖を乗り越え、隣にいる人を大切に想う優しさ。心から信じられる相手を見つけるのが難しい時代に届ける異色のミステリーロマンス。
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