DCコミックスから誕生した“最速”のヒーロー、海外ドラマ「THE FLASH/フラッシュ」のあらすじ&見どころを紹介

2024/06/08 12:00 配信

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「THE FLASH/フラッシュ」よりTHE FLASH and all pre-existing characters and elements TM and (C) DC Comics. The Flash series and all related new characters and elements TM and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

バットマンやスーパーマンで知られるDCコミックスが生み出したアメリカン・ヒーローの実写TVシリーズ「THE FLASH/フラッシュ」。主人公のバリー(グラント・ガスティン)は、CSIの科学調査員としてセントラル・シティの警察に勤務していたが、ある日、実験室での爆発に巻き込まれてこん睡状態となる。やがて長い眠りから覚めた彼は、自分に超人的な治癒力と、閃光(=フラッシュ)のように“超高速”で移動できる能力が備わっていることを知り、“フラッシュ”として悪と闘うことを決意する。本記事では、そんな本作のあらすじや見どころを深掘りしていく。

爆発事故をきっかけに、特殊能力に目覚めたバリー


本作の主人公、バリー・アレン(グラント・ガスティン)は、幼い頃に母親を殺害され、その犯人として父親が投獄されてしまう。身寄りがいなくなったバリーは、当時の捜査官、ジョー・ウエスト刑事(ジェシー・L・マーチン)に引き取られ、彼の娘・アイリス(キャンディス・パットン)とともに育てられる。アイリスへの淡い恋心を抱きつつ、大人になり科学者となったバリーは、CSIの科学調査員としてセントラル・シティの警察に勤務することに。そして父親の無実を証明するため、母親の殺人事件の真相を探るのだった――。

そんな中、バリーは爆発事故をきっかけに、胸に稲妻のマークが入った深紅のコスチュームを身にまとい、超高速で疾走しながら大切な人々を守りぬく正義のヒーロー・フラッシュとなるわけだが、この世界において巨悪と戦うのは彼だけではない。DCコミックスの実写ドラマ「ARROW/アロー」のスピンオフとなる本作は、同じくスピンオフの「SUPERGIRL/スーパーガール」や「レジェンド・オブ・トゥモロー」などともに、同一の物語世界を共有する“アローバース”の一つとなっている。

THE FLASH/フラッシュ」という一つの物語を展開しつつ、他の作品とのクロスオーバーエピソードや、いくつもの作品のエピソードが絡み合う長編作品が描かれるなど、作品の垣根を越えたヒーローたちの戦いが繰り広げられるのが“アローバース作品”の見どころだ。中でも本作は、高速移動の能力で時間を逆行したり、パラレルワールドを行き来したりするなど、クロスオーバーの起点となることの多い作品でもある。

バリー扮するフラッシュの奮闘を楽しみつつ、クロスオーバーでさらなる壮大な展開や、“アローバース”ならではのアクションシーンが堪能できる点も、本作の大きな魅力と言えるだろう。

「ARROW/アロー」の主人公、オリバー・クイーンと共闘するシーンも


主人公のバリーを演じるグラント・ガスティンの見事なはまり役ぶりも、本作が人気を博した理由の一つ。2016年公開の映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」や、2023年公開の「ザ・フラッシュ」ではエズラ・ミラーがバリー役を演じたが、ファンの中には「グラントのフラッシュが見たい」という声も上がっていた。それほどまでにバリー役を強烈に印象付けたグラントの演技に注目だ。

また本作には、バリーを支える魅力的なキャラクターたちも登場。バリーの育ての親であるジョー・ウエスト刑事は、セントラル・シティ警察署の敏腕刑事で、バリーを心配しつつヒーローとしての活動を理解し支えていく。そんなジョーの一人娘・アイリスは、バリーにとって幼い頃から一緒に育った家族であり、片思いの相手でもある。

そして、バリーがフラッシュとなる原因の事故を引き起こした“STARラボ”を運営する天才物理学者のハリソン・ウェルズ(トム・カバナー)も、同じくSTARラボのエンジニアであるケイトリン・スノー(ダニエル・パナベーカー)、シスコ・ラモン(カルロス・バルデス)とともにバリーの活動をサポート。

さらに、クロスオーバーエピソードには、億万長者でありながら鍛え抜かれた鋼の肉体と弓矢を武器に戦う「ARROW/アロー」の主人公、オリバー・クイーン(スティーブン・アメル)も登場し、フラッシュとアローが共闘する“胸熱シーン”も描かれる。