「Destiny」(テレビ朝日系)での熱演でも話題の亀梨和也主演最新作、連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」(WOWOWプライム)が、6月9日(日)夜10:00に放送・配信スタート。本作は、東野圭吾の同名小説を原作とした衝撃のノンストップサスペンス。亀梨が演じるのは、頭脳明晰な誘拐犯・佐久間駿介。広告代理店のエースプランナーとして活躍していた佐久間が大型プロジェクトから引きずり降ろされたことをきっかけに、復讐のため、クライアント企業の社長の娘・樹理と共謀して狂言誘拐を計画する。今回WEBザテレビジョンでは、主演の亀梨に作品への思いや現場での振る舞いについて話を聞いた。
――完成した映像をご覧になって、率直なご感想はいかがでしたか?
すごく面白かったです。今回、WOWOWさんには「連続ドラマW 正体」(2022年、以下「正体」)以来の出演でしたが、「正体」のとき同様、衣装合わせから髪型ひとつにしても、キャラクターづくりをとにかくこだわらせていただきました。当初用意してくださっていた車を、ああでもないこうでもないと相談をして変更したり、もともと予定になかったサングラスの使用を許可してもらったり。監督含め制作チームの皆さんがすごく親身に寄り添ってくださったので、初日から佐久間というキャラクターにすごくスムーズに入れたと思っています。改めて、そんな環境を作ってくださったことに感謝していますね。
――本作主役で誘拐犯の佐久間を演じるうえで特に意識したことはありますか?
原作や台本を読んだときに濃密なストーリーのなかの壮大さをすごく感じて、だからこそ、映像としてどうキャラクターに落とし込んでいくか難しくて。佐久間でいうと、同じ言葉をかけられても、十人十色、人によって感じ方が違ったりするわけじゃないですか。ある人にとっては何ともない一言でも、ある人にとってはカチンとくるような一言の場合もあるみたいな。そんな一般常識には収まらない、佐久間というひとりの人間としてのプライド。そしてそれが傷つけられたときの行動や決断を、映像で説得力を持たせて表現ができるかを考えることに時間をかけました。