新原泰佑“白崎”の駒木根葵汰“羽山”への“限界オタク“な姿がおかしくもかわいらしくてキュンキュン<25時、赤坂で>

2024/06/10 10:52 配信

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白崎は羽山への賛辞をまくしたてる


隠れ家のような店に入っていく山瀬と白崎。すでに佐久間が飲んでいて「遅いぞ、2人とも」と山瀬たちを迎える。山瀬は生ビールを注文して、「由岐」と名前を呼んで隣に白崎が座るように椅子を叩く。白崎は飲むものを「なんでも大丈夫です」と答えながら山瀬の隣に腰かける。

白崎はワインをグビグビと飲み干し、羽山の作品を絶対俺のほうが見てると自負する。めちゃめちゃモテるイケメンの役を見たかと佐久間が尋ねると、「もちろん!」と食い気味に白崎は言い、「でも、あれは内面の揺れを描いてないし、羽山麻水の良さを生かしているとは思えません」と続ける。山瀬が「研修医のやつも良かったよな、見た?」と聞くと「もちろん、見ました!」と白崎。「患者が死んで涙流すシーン」と山瀬が言うと、白崎は興奮しすぎて声にならない声で「そう!」と同意して膝を打ち「羽山さんは繊細な芝居がほんとに。いや、でも、それでいて華があるし」と羽山への賛辞をまくしたてるのだった。

白崎が羽山への褒め言葉が止まらない様子が、あまりにも“推し”への愛が強い“限界オタク”のようで、おかしくもかわいらしくてキュンとさせられた。

◆構成・文=牧島史佳