「全米オープンゴルフ選手権 2024」が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて6月14日から17日の4日間、全日程無料生中継される。また、同日夜には再放送も行われる。またこのたび、生中継で第3日と最終日の解説を担当する丸山茂樹プロからのコメントも到着した。
「全米オープンゴルフ選手権 2024」は、プロアマ問わず、予選会を通過した選手も出場権を獲得できるオープン大会。今回で124回目を迎え、「全英オープン」に次いで古い歴史を誇る。毎年コースを変えて開催されており、狭いフェアウェイにボールがすっぽりと隠れるほどラフが伸ばされ、優勝スコアがオーバーパーになるような難しいセッティングをするのが特徴。
今回の開催場所は、「全米オープン」4度目となるパインハースト・リゾートコース No.2。同コースで行われた1999年大会はペイン・スチュワート選手が制し、ウィニングパッドを決めた際の印象的なガッツポーズでファンを沸かせた。2005年はマイケル・キャンベル選手、2014年はマルティン・カイマー選手が制している。ただし、2014年の「全米オープン」開催前には大幅なコース改修が行われ、同大会では深いラフはなく、代わりに砂やいろいろな草が入り交じったウエストエリアが選手たちを悩ませた。
今季のメジャー初戦「マスターズ 2024」は世界ランキング1位(6月7日時点)のスコッティ・シェフラー選手が優勝し、メジャー第2戦の「全米プロゴルフ選手権 2024」は「東京五輪」の金メダリスト、ザンダー・シャウフェレ選手が制した。調子の良いこの2人に加え、世界ランキング3位につけるロリー・マキロイ選手、2023年の米ツアー年間王者ビクトル・ホブラン選手にも注目が集まる。
日本勢も2021マスターズ覇者の松山英樹選手をはじめ、「DP ワールドツアー」のポイントランク上位の資格で出場が予定される星野陸也選手、米国での予選会を突破した金谷拓実選手、そして日本国内予選を勝ち抜いた、石川遼選手、河本力選手、清水大成選手が出場する。
僕自身2005年大会に出場し、プレーしたパインハースト・リゾートコース No.2。コースが改修されましたが、ショットメーカー向きで、グリーン周りの技術が試されるコースであることは変わらないでしょう。コース特有のお椀を伏せたような形状のグリーンは一筋縄ではいかないし、ウエストエリアにいけば、運の要素も必要になります。世界の一流プレーヤーがどんなプレーを見せてくれるか、楽しみです。
優勝の行方とともに注目しているのが、五輪代表争いです。今大会が終わった時点でのランキングで代表選手が決まるので、可能性のある選手は最後まで気が抜けません。日本勢は松山英樹に続く2番手争いが熾烈で、ポイントの高い今大会の結果次第で大きく順位が変動します。
メジャーとオリンピック、どちらも選手たちのモチベーションを上げるには十分。ここでしか見られない、スーパープレーが飛び出すのではないでしょうか。
また、全米ゴルフ協会(USGA)による特別招待でタイガー・ウッズの出場が決まりました。「全米オープン」は過去3度の優勝を経験しています。歴史を刻んできた大会でどんなプレーを見せるのか、注目しています。
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