橋本環奈インタビュー「『ハルチカ』では同世代のお芝居を泣きそうになりながら見ていました」

2017/09/02 09:00 配信

映画

シリーズ累計60万部を突破した初野晴の人気小説を実写化した映画「ハルチカ」。少し頼りないが気の優しいハルタ(佐藤勝利)と、真っ直ぐな性格で負けん気の強いチカ(橋本環奈)が吹奏楽部を舞台に織りなす青春ストーリー。Sexy Zone佐藤勝利橋本環奈の主演で好評を博した今作が、Blu-ray&DVDに。今回、チカを演じた橋本環奈に作品の魅力や撮影エピソードについて聞いた。

映画「ハルチカ」の撮影の様子を語った橋本環奈


自分らしいチカを作りたいと思いました


――映画のストーリーはオリジナルですが、撮影前に原作の小説やアニメはご覧になりましたか?

橋本:どちらも見ました。あまり意識しないでほしいと言われていたのですが、お話をいただいたときに、原作を読んで惹かれる部分があって、大好きになりました。ハルタ役の(佐藤)勝利くんも原作を読んでおもしろいと言っていましたね。私はアニメも見ましたが映画とはまた違った部分が描かれていて映画は新たに生み出された『ハルチカ』だと感じました。吹奏楽に主体を置いているというのもありますし。アニメも小説も好きですが、あまり意識しすぎることなく、自分らしいチカを作りたいなと思いました。

「ハルチカ」DVD&Blu-ray


――ご自身とチカで似ている部分はありますか?

橋本:自分自身とは違うと思いますけど、ぴったりだねって言っていただけるのはすごく嬉しいです。チカがフルートを練習するシーンは、私も実際にとても練習したので、役と通じるものがありました。ほかの部分は自分に近いというよりは、ハルタと一緒にいるからこそのチカだったり、吹奏楽部の仲間がいるからこそのチカだったりと、まわりの演技があるからこそ生まれるチカなんだと思いました。

――フルートをかなり練習されたとのことですが?

橋本:最初はこんなに吹くんだ!と思いましたね。それにこんなに難しいんだって。楽器は大変だと思っていましたけど、1日休むと3日戻る感じで、毎日続けないといけない。特にソロパートは簡単に演奏できるものではなかったので、撮影が始まってからも練習していました。でもその練習があったからこそ、あの演奏シーンになったと思います。