宮本慎也「猿っす」新庄剛志・赤星憲広などを押さえて「俺のベスト9」に選んだ勘の鋭い名選手を大イジリ<ダグアウト!!!>

2024/06/11 12:00 配信

バラエティー レビュー

宮本慎也「猿っす」新庄剛志・赤星憲広などを押さえて「俺のベスト9」に選んだ勘の鋭い名選手※提供画像

6月4日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは、ゴールデングラブ賞を10回受賞した経歴を持つ東京ヤクルトスワローズのスーパーレジェンド・宮本慎也だ。“ハマの番長”との戦いで得た印象深い勝ち星を挙げ、当時を振り返った。

“ハマの番長”から奪った忘れられないホームラン


今回MCを務めるのは、フリーアナウンサー・平井理央と高校野球大好き芸人・かみじょうたけし。冒頭で宮本の紹介が終わった途端、かみじょうが「吹田」という謎の合いの手をいれた。

というのも、宮本の出身が大阪府“吹田”市。そしてかみじょうは以前吹田でロケをしていたとき、見知らぬおじさんから「宮本慎也の家ここやぞ。お前野球好きなら覚えとけよ!」と突然声をかけられたという。あまりにも強烈エピソードだが、宮本は「大阪はちょっとね」と苦笑いを1つ。ちょっと気を使いながらも、愛する郷土のユニークさをイジって笑いを誘う。

オープニングトークを経て、番組は最初のコーナーへ。新コーナー“ダグアウトランキング”では、お題に対してゲストが選ぶ「ベスト3」をランキング形式で発表するというものだ。

今回のテーマは、「宮本慎也が選んだ、ホームランランキング ベスト3」。宮本が自ら打ったホームラン、もしくは現役時代に実際に見たなかで特に印象に残ったホームランベスト3を発表してもらう。

第3位に宮本が選んだのは、2004年の開幕戦で自身が打ったホームラン。2004年4月に神宮球場でおこなわれた横浜ベイスターズとの開幕戦で、宮本は三浦大輔からライト方向へのホームランを奪った。しかも同シーズン中、宮本は“ハマの番長”と言われる三浦から3~4本もの本塁打を打つ好成績を残している。

「すごいかどうかというよりかは、自分が嬉しかった」と当時を振り返る宮本。それまでも対三浦の打席では“まあまあ”の成績だったものの、同シーズンは「開幕戦で打てた」ということがとても嬉しかったという。ホームランが開幕戦で出ると、シーズンの打点や打率など全てに数字がつくことから「0がなくなるのでうれしい」と笑顔を見せていた。

「猿っす、猿っす」天性の勘を持つ選手を褒めちぎる


続いては人気コーナー「俺のベスト9」。自分の現役時代などを振り返り、最強の「ベスト9」を選出するという野球好きにはたまらないコーナーだ。今回は「守備編」と題して、宮本を含む8人がそれぞれのポジションとともに紹介される。

ピッチャーに桑田真澄、キャッチャーに古田敦也などの名前が上がるなか、盛り上がったのはセンターフィールダーに位置する飯田哲也の話題。新庄剛志・緒方孝市・赤星憲広など名だたる名選手も候補に挙がるポジションだが、宮本はそれらと比べても飯田を「この人はすごかったですね…」と絶賛した。

ホームランボールもキャッチする運動神経の持ち主だった飯田を「猿っす猿っす」とイジリつつも、特に驚いたのは“目と勘の良さ”だ明かす。ナイターが始まった直後…薄暮ともいうべき時間は、視界がどうしても制限される。高く上がったボールが見えづらくなることで、目測を誤ってエラーが発生しやすくなるのだ。

しかし飯田は「勘がいいので、“見えないけど大体この辺だろう”の近辺まで行く」。そしてボールを追いかけ、視界に入ったところでキャッチする…という離れ業をやってのけていたという。持ち前の驚異的な運動能力はもちろんだが、見えないボールを勘で追いかけ、“どうにか取れるポジション”まで絞ることができたというのは驚異的というほかはない。

「もう普通の人じゃ無理です」と言葉を尽くす一方で、練習はさほどやらなかったという暴露も。飯田はバッティング練習でノックを受けるのではなく、打球捕だけを重点的にこなしていたそうだ。取れるようにノックされた球ではなく、バットで打たれた“試合に近い”挙動をする球を追ったという。

天性の身体能力と、勘を裏打ちする他とは少し違う練習が実を結んだということだろう。かみじょうも飯田の活躍を思い出し、プロ野球の好プレー映像がまとめられる際には飯田の名前が連呼されていたと懐かしげに振り返った。