「全米オープンゴルフ選手権 2024」に特別招待、復活が期待されるタイガー・ウッズ選手の“すごさ”に迫る

2024/06/12 17:00 配信

芸能一般

タイガー・ウッズ選手※提供画像

「全米アマチュア選手権」を3連覇したのち、1996年にプロ転向してから2022年に世界ゴルフ殿堂入りを果たしたプロゴルファー、タイガー・ウッズ選手。卓越した技術と戦略で、これまで数々の素晴らしい成績や記録を残してきた。本記事では、今シーズンも現役で海外メジャーに出場するウッズ選手に迫る。

タイガー・ウッズ選手が成し遂げた数々の偉業


2024年で49歳になるウッズ選手は、1996年「ラスベガスインビテーショナル」で初勝利を挙げて以降、これまでの通算勝利数は82勝にものぼる。これは歴代1位タイの勝利数だ。

この82勝目は日本で開催された2019年「ZOZOチャンピオンシップ」にて、松山英樹選手に3打差をつける“完全優勝”という形で成し遂げられた。

また、ウッズ選手の素晴らしさはメジャー大会で特に際立つ。プロデビュー翌年の1997年「マスターズ」で2位に12打差という記録的な差をつけてメジャー初勝利を挙げると、ぺブルビーチ・ゴルフリンクスで開催された2000年「全米オープン」では15打差で優勝、1カ月後に開催されたセントアンドリュース オールドコースでの「全英オープン」を8打差で制した。

ウッズ選手は、「マスターズ」「全米プロゴルフ選手権」「全米オープン」「全英オープン」というすべてのメジャー大会で、それぞれ複数回の優勝を経験しており、その数は延べ15回。海外メジャー4大会を生涯のうちにすべて制覇することを“キャリアグランドスラム”と言うが、彼はこれを3度達成し、史上2人目の“トリプルグランドスラム”を成し遂げている。

松山選手の2021年「マスターズ」制覇が快挙とされることを踏まえると、複数回優勝しているウッズ選手がいかに驚異的な記録の持ち主だということが分かるのではないだろうか。

また、直近では2019年の「マスターズ」でも勝利を収めている。交通事故やそれによる怪我の影響で低迷していたウッズ選手の復活を印象付け、ファンにとって感動的な瞬間として刻まれた。

ここ数年の大会成績は…?


2022年と2023年は3戦ずつPGAツアーに出場。棄権や予選落ちが目立ったが、2023年の「ヒーローワールドチャレンジ」では18位というまずまずの成績を収めた。限られた試合の中、怪我の影響もあって結果を出すのが難しい状況ではあったものの、プレー内容などで確かな存在感を示している。

そして、2024年は近年の中では多くの試合への出場を予定しており、メジャー大会である「マスターズ」と「全米プロゴルフ選手権」にも出場。「全米プロゴルフ選手権」は予選落ちという残念な結果に終わったが、「マスターズ」では4日間プレーして大会を盛り上げた。

「マスターズ」予選ラウンドのスコアは、1日目「73」、2日目「72」。22位タイで予選を突破するという復調を感じさせる内容だった。3日目「82」、4日目「77」で回り、最終的には60位という結果で大会を終えている。