<転スラ>リムル、ディアブロ、ルミナスの新技&無双に、「七曜瞬殺…」「あっけなかった」と反響

2024/06/12 20:15 配信

アニメ レビュー

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第58話より(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

vs七曜の老師、ディアブロの新技に「これぞ悪魔」の声も


一方ファルムス王国でも、リムルの命を受けたディアブロと七曜の老師たちとの戦いが切って落とされようとしていた。ディアブロはその場にいる記者たちを守る代わりに、事件の黒幕が七曜であることを周知するという取引を持ちかけ、記者たちはそれを了承。さらに新王エドワルド(CV:樫井笙人)には、王位をヨウム(CV:細谷佳正)へ譲ることを条件に、命を守る取引を交わす。こうしてファルムス王国で起きた予期せぬ事態への対処を終わらせたディアブロは、満足した面持ちで、七曜の老師たちを一方的に屠るのだった。

七曜の老師たちvsディアブロはディアブロの圧勝。前話での三武仙とのバトルでは技らしい技も使わずに圧倒していたが、今回は初めて自身の固有スキル「誘惑者(オトスモノ)」の権能のひとつ「絶望の時間(ディスペアータイム)」を披露するなど、その力の一端を示した。冷酷なディアブロにふさわしくなんとも絶望感の漂う技で、絶望に飲まれながら押しつぶされていく七曜たちにはちょっぴり同情してしまうほどだ。これにはSNSでも「やはりいちばんのチートはディアブロかw」「怖すぎ!これぞ悪魔って感じ」などの声があがっていた。

ルミナスの実力の一端が明らかに!

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第58話より(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


リムルたちの前に現れたルミナスは、瀕死のヒナタを聖魔法「死者蘇生(リザレクション)」で回復。さらにルミナスは、七曜の老師たちに対して「死罪じゃ」と言い放ち、命乞いの言葉には耳を貸さずに「死せる者への祝福(デスブレッシング)」で彼らを葬る。一方そのころ、神聖法皇国ルベリオスではひとり残った七曜の元に、ニコラウス・シュペルタス(CV:保村真)が迫っていた。七曜の暗躍に気づいていたニコラウスは、自らが信仰するヒナタのため、「霊子崩壊(ディスインテグレーション)」で最後の七曜を撃破する。しかしその正体は七曜の身体を操っていたグランベル(CV:小野大輔)であり、元の身体に戻ったグランベルはマリアベル(CV:水瀬いのり)とともに次の手段を画策するのだった。

ディアブロに続き、ルミナスの新しい能力がお披露目。フルポーションすら効かなかったヒナタを一瞬で回復させたり、七曜を即死魔法で葬るなど、どうやら聖属性を極めている様子だ。またこのパートでは、この世界に転移する前のヒナタの過去も描かれ、彼女の謎がまたひとつ明らかになった。若くして達観したかのような彼女の性格は、現実世界でこれ以上ないほどの絶望を味わったからなのだろう。ヒナタの過去編には「想像以上に重たかった」「もう奪われるのが嫌だから簒奪者なのか」などの声があがっていた。

七曜との決着が着き、ルミナスたちを連れてテンペストへと帰還したリムル一行。ところが、彼らを迎えたヴェルドラ=テンペスト(CV:前野智昭)は、ルミナスを「魔王」と呼び、その正体を周りにバラしてしまう。これに怒り狂ったルミナスは、ヴェルドラに「生と死の抱擁(エンブレイスドレイン)」で猛攻撃。これにはさすがのヴェルドラも根をあげ、リムルに助けを求めるのだった。

ルミナスとヴェルドラには因縁があり、最後はそれが爆発した格好となった。ルミナスはヴェルドラに敵意を抱いているが、当のヴェルドラには敵意がないため、一方的にやられてしまうヴェルドラがなんとも可愛い。SNSでも「仲がいいんだか悪いんだかw」との声があがっていた。またここでもルミナスはシレッと新技「生と死の抱擁(エンブレイスドレイン)」を披露するなど大盤振る舞い。今回はとにかく新技・大技のオンパレードで、テンペストで歓待を受ける特殊エンディングまで含めて盛りだくさんの内容だった。次回第59話(第3期11話目)「和解と協定」は6月14日(金)放送予定。期待して待とう!

■文/岡本大介