小野大輔、「宇宙戦艦ヤマト」新シリーズへ込めた思いを語る「不安よりも希望の方が大きいです!」<ヤマトよ永遠に REBEL3199>

2024/06/13 19:01 配信

映画 会見

赤羽根健治、ヤマト愛を爆発「僕も芸歴の7割は『ヤマト』ですからね」


本作では、地球の軍需経済に大きな影響力を持つ南部重工の御曹司、南部康雄がさらなるキーパーソンとなる。南部を演じた赤羽根が「今作は南部重工がらみのエピソードが出てくるんですが、『へえ、そうなんだ。いつもとは違うムーブを取りそうだな』というのが台本を読んだ僕の印象でした。語れないことも多いですが、12年目にして南部の新しい面を見られると思います。『3199』のアフレコはまだまだ続きますが、すでに『2202』『2205』の南部のセリフ量は超えたなと思うくらいの勢いです」と語った。

また、MCとして登壇していた桐生美影役の中村は、「『3199』は序盤から戦闘シーン以外にも、人間ドラマも存分に感じることができました。古代艦長と出会った時期もバラバラのいろいろな世代が一緒にガールズトークして、(古代が裏で)めちゃくちゃいじられている大好きなシーンがあって。日常の会話をしている美影ちゃんという感じがして、個人的にはすごく和やかなシーンになったなと思っておりますが、(小野に向かって)いじっちゃってすみません。ぜひこの後、いじられる古代艦長をご覧ください」と見どころを明かした。

そんなヤマトの仲間たちの話を聞きながら、「こんなに自分の人生に根ざすものになるとは思わなかった。いまやヤマトなしの人生は想像つかないですからね」としみじみ語る福井監督。赤羽根も「僕も芸歴の7割は『ヤマト』ですからね」と続けて話した。

さらに桑島が「私も12年、森雪を演じてきて、今作では福井さんから重要な任務をいただきました。この後、観ていただくことになるんですが、そこには私が雪を演じてきた12年の集大成のような思いを込めたのでぜひご覧ください」とコメント。

すると福井監督が「本編の冒頭に、『2199』から続くこれまでのあらすじを入れていまして、そのナレーションを森雪さんにお願いしています」と明かし、会場からは拍手が沸き起こる。その反応に桑島は「そういうこともありまして。思い入れのある第一章になりました」と晴れやかな顔を見せた。

小野大輔「この旅は必ず素晴らしいものになると確信しています」


締めの言葉として、改めて小野が「先ほど、福井さんもおっしゃられていましたが、ヤマトは人生なのかなと思っています。この12年間、たくさんの経験をし、たくさんの仲間が関わってくれました。そしてこの瞬間にヤマト監督や、福井さんなど、数限りないスタッフの皆さんがこの作品に関わっているんだということをあらためて実感しています。みんなが総力戦で…古代の言葉で言うなら、みんなで背負って、ここまでやってきました。今は不安より希望が大きいです。この旅は必ず素晴らしいものになると確信しています」と語った。

続けて、会場に向けて「あと必要なことは、このヤマトクルーの中に皆さんが参加してくださることです。新しいスタッフ、新しいキャスト、みんなが魂を込めています。皆さん、ぜひ乗り込んでください。新しい仲間を皆さんが呼び込んでいただけたらもっとうれしいです。みんなでこの艦を未来に進めていきましょう!」と呼びかけた。

さらに福井も「希望を感じていただけているんですが…かつてなく困難な道です。挑戦することが多く、今まで以上に作っていくことの大変さを全身で感じている日々ではあるんですが、でも変な自信があるんですよね。今作のシナリオは“俺史上最高傑作”なんですよ。それはヤマトに限らず、ほかの作品も含めて」と語った。最後に「なんとか頑張って、死ぬ気で作り切りたいと思うので、応援よろしくお願いします!」と呼びかけ大喝采の中、舞台挨拶は幕を閉じた。