俳優の眞栄田郷敦が主演し、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりが出演する、映画「ブルーピリオド」の公開日が2024年8月9日(金)に決定。公開に先駆けて、キャスト達が本気で挑んだ絵画練習風景のメイキング写真が公開された。
眞栄田が主演する本作は、2017年6月に月刊アフタヌーンで連載が開始すると瞬く間に、「TSUTAYA コミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネートされ「マンガ大賞 2020」を受賞するなど国内外で絶賛、アニメ化やYOASOBI「群青」とのコラボレーションでも話題を集め、累計発行部数は700万部を超える漫画「ブルーピリオド」(作:山口つばさ氏)が原作。監督は萩原健太郎氏が務める。
高校2年生・矢口八虎(眞栄田)は周囲の人望も厚く成績優秀だが、空気を読んで生きる日々にどこか物足りなさを感じていた。そんな八虎はある日1枚の絵に心奪われ、美術の世界へと身を投じていく。そんな美術の世界に夢中になっていく八虎を演じるにあたり、主演の眞栄田はクランクインの約半年前からロケ地の一つになった新宿美術学院で絵の練習をスタートさせ、高橋、板垣、桜田は約3か月前から練習に励んだという。
今回、本物の熱気や迫力を込めるために絵を描く手元やシーンに吹替えを一切使用しないことにこだわった。絵画練習開始日に実際に絵を描いてみることになった眞栄田は、6時間もの間一度も席を立たず、水も飲まず、驚くほどの集中力で絵に打ち込んだという。
眞栄田の指導を担った海老澤功(新宿美術学院講師)も「この調子で頑張れば、本当に藝大に受かるんじゃないか」と称えるほど、没頭していく様子はまさに八虎そのものだったという。美術アドバイザーを務めた川田龍も、高橋、板垣、桜田が描いた絵画を見て、役者たちのセンスを絶賛。
高橋が描いた水彩には「丁寧な観察でしっかり形が見える」とコメント。板垣の絵画には「世田介のような、真摯な観察眼を感じられる」と板垣が演じた“天才”世田介を引き合いに出し、ベタ褒め。桜田の事は「練習を重ねるうちに自分の中のリズム感をつかみ、それを形にしていくという絵心がある」と分析。「美大を目指す受験生と同じようにそれぞれ個性があって、すごく多彩だなと思いました」と語った。