コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、「この世界にどうやったら行けますか?」と羨望を抱く人が続出している話題の人気作品「猫カフェならぬヒトカフェで飼われることになった社畜の話」をピックアップ。
作者の小森薫さんが5月23日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには合わせて3万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では小森薫さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。
独身の社畜OLはこれ以上働きたくないと思い死んだはずだったのだが、気がつくと見知らぬ場所にいた。
キャットタワーのようなものがあったので、猫ちゃんを探していると「逃げようと思うなよ」と猫に声を掛けられる。そして、無理やり連れて行かれるとシャンプーやブローで綺麗にされ、さらには美味しいご飯までご馳走になった。
これから何をやらされるのかと不安に思っていると、猫が一言。
「お前のやることはただ一つ、息だ」
ここは“ヒトチャン”を全力で愛でる“ヒトカフェ”で、キャストは息をしているだけで良いのだそう。まさに、猫と人間が逆転した世界線に社畜OLは転生したのだ…。
本作は、社畜OLが猫カフェならぬ“ヒトカフェ”で働くことになるまでを描いた物語。読者からは「ワクワクする」「絵もストーリーも素敵」「この世界に行きたい」「どっちも可愛い」など多くのコメントが寄せられている。
――「猫カフェならぬヒトカフェで飼われることになった社畜の話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
担当編集の方と打ち合わせをする中で今の形になっていきました。日々に追われる方に向けて少しでも共感してもらえたらと思っていたのですが、自身の願望も込められているかもしれません。
――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ボロボロのヒトちゃんが綺麗にされるシーンは描いていて特に楽しかったです。
――本作の続編を期待する声が多くありますが、その可能性はあるのでしょうか。
そういったお声をたくさんいただけたのが初めてで本当に嬉しかったです。結果としては振るわなかったのですがXの方でマイペースに続きを描き続けようと思っております。そしてまだワンチャンも狙っておりますのでお時間ある時に見てもらえると嬉しいです。
――小森薫さんは本作以外にも「嫌われすぎて死にかけていたらヤンデレ変態公爵に溺愛されました」や「この好きは止められない」等を描かれていますが、普段創作活動をするうえで意識していることがあればお教えください。
自分が楽しんで描くと言うのはもちろん前提としてあるのですが、読んでくれる方にどうしたらもっと楽しんでもらえるか、続きを読みたくなるかを意識するようにしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
先ほどの回答と同じにはなるのですが、たくさんある作品の中から見つけてくださった方に出会えて良かった、続きが読みたい!と思ってもらえる漫画を作っていきたいです。現在LINEマンガさんで連載準備中のWEBTOON作品は縦漫画のカラー作品になっています。新鮮な感じで楽しんでもらえると思うので原稿を落とさないよう頑張ります!
――最後に、作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いいたします。
ここまで目を通してくださりありがとうございます。作品ごとに様々な味が出せるよう頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします...!
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