ディーン・フジオカ、芸能活動20周年の節目に「いろんな国でいろんな職業にトライして、ひとえに感謝」<パンドラの果実>

2024/06/16 09:00 配信

ドラマ インタビュー

ディーン・フジオカ撮影=泉山美代子

「20年の間、いろんな国でいろんな職業にトライして、ひとえに感謝」


――ディーンさんは2004年に芸能活動をスタートされて今年で20周年になると思いますが、振り返って長かったと思われますか?あっという間だったと思われますか?

そうですね、あまり改めて考えることってなかったんですけど、やはり20という数字は重みがありますね。長くやってたからいいってもんでもないと思うんですけれど、続けられたっていうことのありがたみは感じます。自分がやりたいと思い続けられることも必要だし、それを求められるっていうことも、両方必要ですよね。20年の間、いろんな国でいろんな職業にトライしてきて、うん、もうひとえに感謝感謝って感じですね。

――俳優以外にも歌手や映画プロデューサーなど、幅広く才能を発揮されていますが、活動される上で何か軸とされているものはありますか?

やっぱり“FamBam(ファムバム)”(ディーン自身のファンクラブ)ですかね。一般的にはファンクラブみたいな感じにカテゴライズされるものなのかもしれないですけど、自分はあまりそういうイメージで作ったわけではなくて、フードドライブをするなど、フィランソロピー活動を目的として作りました。途中からファンクラブも兼ねるような形になった感じですね。表現活動やエンターテインメントを続けることにおいて、自分なりにモチベーションにつながっているなと思います。エンターテインメントはただ自分が楽しいからやっているというだけじゃなく、もちろんそれも原点ではあるんですけれど、やっぱり人の役に立っているかどうか、自分がいることの価値を感じられるかどうかは大きいと思うんです。“FamBam”を続けてきて良かったと思うし、それがあるから自分の活動を肯定できるのだと思います。

――では最後に、Season3の見どころを教えてください。

これまでSeason1、2とやってきて、扱ってるトピックはそのときそのときで違いますが、テクノロジーの発展のスピード感はどんどん早まっていて、リアルタイムで現実の世界で起こっているんじゃないかと感じることがあります。本当にニュースで取り上げられていてビックリするっていうような。その現実とのシンクロ率がSeason3ではますます高まってくるんじゃないかと思います。あとは、オリジナルのキャストに、新しいメンバーの駿河太郎さんや田中みな実さんも加わって、よりキャラクターが濃くて個性が際立つように感じるので、どんな化学反応が起こっているのかも楽しんでもらえるとうれしいですね。

◆取材・文=入江奈々

ディーン・フジオカ撮影=泉山美代子