女優の森川葵が6月17日、都内で行われた初著書「じんせいに諦めがつかない」発売記念会見に出席。29歳の抱負を語り、印象的だった誕生日の思い出を明かした。
多忙の合間を縫って、毎月〆切のある小説誌に2年間エッセイを連載していた森川。書籍化に際して、小説現代の連載を加筆修正、新たに書き下ろしが加わり全26篇のエッセイと自身による手描きのイラストを収録した。本書では、文章を書くことについて、女優としての思い、愛猫のことなど、何事も器用にこなす異才・森川の日々の諦めきれなかったエピソードが綴られている。
この日は森川の29歳の誕生日ということで、サプライズで誕生日ケーキが登場。森川は「すごい!」「かわいい!本当にうれしいです」と声を弾ませ、大きな笑顔を見せた。29歳の抱負を森川は「最近、仕事場で会う方が年下の方が多くなってきたので、そろそろ本当にちゃんと大人としての自覚を持って人と向き合っていくべきだなと思っています」と語り「もっと精神的に大人になるという目標を持って29歳もがんばりたいと思います」と意気込んだ。
これまでに印象に残っている誕生日について森川は、昨年の誕生日を挙げ「去年、友達が誕生日を(お祝い)してくれるってなって。予定だけ組まれていたんですよ。そこに行ったら浜辺美波を呼んでくれてて」と告白。「去年とか本当に多忙だったと思うんです。友達も前からみーたんのスケジュールを押さえてくれていたらしくて、みーたんも『誕生日をお祝いしたい』って駆けつけてくれた。本当にすごく幸せな誕生日でした」とほほ笑んだ。
自身にとって“文章を書くこと”はどのようなことかと聞かれると、森川は「私、話すのがうまくないんです。友達と話していても主語が抜けてしまったり、なんの話をしたかったのかがわからないって言われることがときどきある」と切り出し「そういうときに、自分の気持ちを文章にするとちゃんと伝えられることがある。ちゃんと自分の気持ちを伝える手段です」と回答。
執筆作業については、最初は家で集中をしてパソコンで書いていたと振り返り「でも、だんだん書き方、リズムができてからは、公園を散歩しているときにふとひらめくことがあるんです。パって書き出したいっていうことが増えて、そういうときは携帯を使って。書きたいって思ったときにすぐに書き出せるように携帯で書いています」と明かした。
◆取材・文=山田果奈映