宮野真守、初のオーケストラコンサートで自身の誕生日をお祝い「だいぶ大人に…41歳になりました」全国ツアーの開催決定も発表

2024/06/17 18:23 配信

音楽 会見

サプライズのケーキに大はしゃぎ「えー嘘っ、うれしい!(笑)」


アンコールの一曲は「透明」。優しいアレンジ、演奏、柔らかな歌が穏やかな時間を作ってくれる。「いつもとは違う空気感で行われているライヴ。キャリアの中でとても稀有な経験」と語り、「オシャレしてきてくれているみなさんと誕生日パーティを。サプライズのケーキがあるみたい(笑)」と、オーケストラのBGMをバックに自分でケーキを迎え入れ「えー嘘っ、うれしい!(笑)」とはしゃぐと客席は爆笑。

「吹き消して~」の大合唱でケーキのロウソクを吹き消す。そして知らぬ間にケーキのクリームが衣装の裾とパンツにつくというハプニングに会場は再び大爆笑。「すごい高いスーツなのに」と、宮野は慌ててステージ袖に戻る。マイクを通して聞こえる舞台袖でのスタイリストとのやりとりは完全に“マモライ”のいつものノリになっている。「サプライズケーキってこういうことだったんだ(笑)。甘い歌に行きましょう」と話した後は「Kiss×Kiss」へ。投げキスの雨を客席に降らせる。オーケストラの演奏がさらに気持ちを上げ、ハッピーな気持ちにさせる。

全国ライヴツアーの開催を発表「次のツアーは絶対観に来た方がいい」


「Kiss×Kiss」を歌い終わった後は、「いつもコンサートが終わると淋しい思いが込み上げてくるけど、今日はハッピーな気持ちで帰ってもらいたいから」と、冬に開催される全国ライブツアーの開催を発表。大歓声と拍手の中「15周年をここで締めくくる。自分の表現と向き合った後、ここから何が生まれるか。だから次のツアーは絶対観に来た方がいい」と、次のツアーの成功を約束した。

さらにこのコンサートについての感じていることを素直に語る場面へ。「これまで自分が作ってきた音楽を、オーケストラの皆さんが一音一音大切に奏でてくれたことに感動しました。大勢で合わせるというのは相当の熱量、集中力が必要。そしてそうやってできあがったものを今日新たな表現として一緒に届けてくださったことが幸せでした。音楽を作るということの素晴らしさを、15周年のタイミングで改めて感じさせていただけたのは財産」と宮野は感無量の様子を見せた。

そして「これからの自分が新たにどんな表現を見つけることができるのか、自分自身に期待したい。自信を持って確実に一歩一歩進んで、皆さんに楽しい時間をもっともっと届けることができるようにしたい」と決意を新たにしていた。

最後に「新しいキャリアのスタートにしたい」と、デビュー曲「Discovery」を披露。ずっと歌い続けている大切な曲を歌う宮野を見て、15年前アーティストとしてのキャリアをスタートさせた時、デビュー曲をフルオーケストラをバックに歌っている姿を想像しただろうか。ふとそんなことを考えてしまうような「Discovery」は、瑞々しさと叙情的な部分はさらに深くなり、さらに輝きが増していた。

オーケストラの演奏により、改めてその楽曲のメロディの美しさが剥き出しになり、15年という時間で磨かれた表現力で、歌がより芳醇になったことを感じさせてくれるコンサートとなった。

「billboard classics 宮野真守 Premium Symphonic Concert 2024~AUTHENTICA~」(C)山内洋枝・キセキミチコ