「スター・ウォーズ」新作に「マトリックス」“トリニティ”キャリー=アン・モス登場で話題「さすがのアクション」

2024/06/18 11:10 配信

ドラマ 映画 コラム

ハリウッド屈指のアクション・スターに


「マトリックス」は全世界で4億6000万ドル以上の興行収入を記録する大ヒット。その後、「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」(ともに2003年)、さらには「マトリックス レザレクションズ」(2021年)と、約20年越しに新作が誕生するほどの人気シリーズとなった。そんな大ヒットシリーズで一躍その名を世界に知らしめ、ハリウッド屈指のアクション・スターとなったモスはその後も、ラスベガスを舞台にしたクライムアクション・ドラマシリーズ「VEGAS/ベガス」(2012年ほか)や、スーパーヒーローを廃業して私立探偵を営む主人公の活躍を描くマーベル・シリーズ「ジェシカ・ジョーンズ」(2015年ほか)など人気作に出演してきた。

そんな彼女が「スター・ウォーズ:アコライト」でジェダイ・マスターを演じることになったきっかけも、やはり「マトリックス」シリーズのトリニティだったという。

「―アコライト」のクリエイター、レスリー・ヘッドランド監督は、英エンパイア誌のインタビューでインダーラについて「(『マトリックス』の)トリニティに非常に多くをインスパイアされた」と打ち明けている。「もし『マトリックス』のトリニティがライトセーバーを持ったら?」。そんなハリウッド映画ファンの妄想を実現させたのが、「―アコライト」のインダーラというわけだ。

アマンドラ・ステンバーグ「心臓が止まりそうでした」


冒頭のアクションシーンでインダーラと対峙(たいじ)するメイ役のアマンドラ・ステンバーグも、メイキング動画で「最初に戦う相手がキャリー=アン・モスだと聞いたときは心臓が止まりそうでした」と語っている。なにしろ1999年に「マトリックス」でモスが世界的スターに駆け上がった当時、1998年10月生まれのアマンドラはまだ0歳だったのだから、その驚きも無理はないだろう。

モス自身も「スター・ウォーズ」の世界観の中でのアクションに並々ならぬ熱意で臨んだ。トレーニング期間を含めて3カ月にわたり撮影に没頭したといい、メイキング動画でも「ジェダイを演じられるなんて本当に最高!」「戦闘シーンのトレーニングは格別でした」と語っている。

その熱意のすべてをつぎ込み、「―アコライト」の世界の幕開けを芸術的アクションで飾ったモス。壮大な「スター・ウォーズ」シリーズのはじまりの物語の端緒を開く、彼女のもはや名人芸ともいえるアクションは期待を裏切らないものだ。

「スター・ウォーズ:アコライト」は毎週水曜に最新エピソードをディズニープラスで独占配信中。

◆文=ザテレビジョンドラマ部