――乃木坂46卒業が近くなってきました。「やりきった」と理由を明かしていましたが、このタイミングでその気持ちを強く感じたということでしょうか?
そうですね。これまでも卒業については意識していて、先輩方がご卒業されたぐらいから強く意識するようになったんですけど、「33rdSG アンダーライブ」でやりきったなって思えたのが一番の理由です。それまでもずっと考えてはいたけど、なかなか悩んで悩んで…っていう日々だったので、そのライブで決意することができました。
――5月に同期の山下美月さんが卒業されました。阪口さんの最後のシングルが山下さんのセンター曲「チャンスは平等」というのも、3期生の絆の深さを考えると感慨深いです。
3期生みんなを選抜に選んでいただいて活動できたんですが、「この時間を1秒も無駄にしないように過ごそう」って、ひっそりと意識していた期間でした。3期生で一緒にいられる時間が増えて、すごく幸せだったなって思います。
3期生で過ごした時間は一番の思い出です。もちろんライブも、乃木坂46の活動の中でたくさんやらせていただいて思い出に残っているんですけど、日々の何気ない、3期生みんなで楽屋とかでわちゃわちゃする時間がすごく幸せでした。それは乃木坂46にいないとできないことなので、8年間すごく幸せだったなと思います。3期生は家族ではない、友達とも違う“大事な存在”です。
――活動する中でファンの存在も大きかったと思います。
私を応援してくれている方は、もどかしい思いをたくさんしてきたと思うんです。それでも変わらずにずっと応援してくださっていたので、皆さんに変わらずに恩返しをし続けたいと思っています。私の夢がかなった写真集をたっぷり見て、最後まで変わらず応援してくれたらうれしいなと思います。
ミーグリで、ファンの皆さんが先行カットを印刷してくれたりするんです。「俺はこれが好き」っていうのをアピールしてくれたり、好きなポイントを3つ書いて時間内に頑張って話してくれたり。本当に自分のことのように喜んでくれているので、すごくうれしいです。
――卒業後のことはまだ決まってないということでしたが。
そうですね。時間をたっぷり使って、悩みながらいろいろ目標を決めていけたらなって。またファンの皆さんと会えるように頑張りたいです。
――お仕事以外で、卒業した後にやりたい、挑戦したいことはありますか?
夏っぽいことをしてみたいです。ずっと「ライブの夏」っていう感じだったので、海外のいろんな所に行ってみたいです。
挑戦したいことはいっぱいあるんですけど、一番は勉強がしたいです。自分の好きなことがいいかなと思うので、体を動かすことだったり、美容に関する勉強をしたり。語学も勉強したいし、時間をゆっくり使って一つずつ挑戦したいなと思っています。