その後、白い衣装をまとった佐々木と、ベージュの衣装に身を包んだメンバーによるアンコールステージでは、「旅立ちの春が来た」をパフォーマンス。そして、本公演ラストのMCへ。各メンバーから一言ずつ、佐々木への想いなどが語られた。
後藤花は「佐々木さんのあったかい言葉とか笑顔とか本当に大好きです」と涙ながらに語り、下井谷幸穂はメドレーで「天真爛漫」を披露したことに触れ、「佐々木さんと私と花ちゃんと、この曲を歌いたいって選曲してくださったのがすごく嬉しくて。歌えてよかったです」と笑顔で佐々木への愛をコメントした。
平山遊季も涙声になりながら「佐々木さんに幸せでいてほしい」と語った後に「いろいろなことがあると思いますが、どうか幸せで、笑って過ごしてください」と佐々木へのあたたかな想いを言葉にして届けた。佐々木のパフォーマンスに憧れていたという松本わかなは「佐々木さんのきらきらとした、これからの未来を見据えている姿がとても素敵なので、応援したいなと思います」と、佐々木の門出を祝福した。
為永幸音は、佐々木にダンスのアドバイスをもらったときのエピソードを披露。佐々木からアドバイスをもらうと悔し涙を流してしまうことが多かったといい、「悔し涙ばかりじゃなくて、佐々木さんのように嬉し涙、感動の涙、いろんな涙を流せる人になりたいなと思いました」とコメント。
川名凜は、佐々木とファンの間にあるあたたかな関係性に「佐々木さんって宇宙一のアイドルだなって思って。私の目指す先はここだなと」「これからも背中を追い続けていきたいです」と、佐々木が卒業した後の自身の目標も含めてメッセージを語った。
続けて、佐々木から心に残る言葉をたくさんもらった橋迫鈴が佐々木へ「心にとめて大切にしていきたい」と語り、マイクを通さずに佐々木へ「大好きです!」と特大の声で愛を伝えた。
伊勢鈴蘭は、「寂しいですね、やっぱり」と冒頭から涙声に。彼女にとって佐々木は本当に大きな存在だったと語り、「(佐々木の卒業が)自分が変わるタイミングだなって。自分でも分からないけれど、佐々木さんからの『自信を持ってね』っていう言葉を大事に、これからも自分らしく生きていきたいと思います」と感極まった様子で語った。
川村文乃は、佐々木のパフォーマンス面での活躍に触れながら、「佐々木さんと一緒に活動できた期間は宝物です。長年のアイドル活動お疲れ様でした!」と佐々木のこれまでの活動をねぎらった。
そして、上國料萌衣は「全員、やっぱり成長できるすごく大きな機会だと思うので、皆さんもアンジュルムのことを見守ってくれたらと思います!」とリーダーらしくコメント。
最後に佐々木が、改めてファンやメンバーへの想いを語るためにマイクを取った。佐々木は「今日が全部最後になるんだなあと」としみじみ語ると、「アイドル人生に一片の悔いなしです!」と朗らかに語った。続けて「そう思わせてくれたのは、皆さんだなと思います」と観客に語りかけると、「これからもアンジュルムのことを見守ってくださると嬉しいです。皆さん本当に、10年間、たくさんの愛を、ぬくもりをありがとうございました!」とファンへの感謝の気持ちを述べ、MCを終えた。
アンコールの最後は、メンバー全員が涙と笑顔を浮かべ、「THANK YOU, HELLO GOOD BYE」と「友よ」を披露。研修生期間も含めた 11年分の感謝の気持ちを歌とダンス、語る言葉の一つひとつに込め、一人のパフォーマーとして最後まで圧倒的な輝きを見せた佐々木は、あたたかな黄色いライトに照らされたステージを後にした。