駒木根葵汰&新原泰佑「波長が合った」お互いの印象を「ないものを補ってくれるフレッシュな方」「特別なオーラを持っている」と語る<25時、赤坂で>

2024/06/20 23:10 配信

ドラマ インタビュー

劇中劇への挑戦も「気持ち的には2本のドラマを縫っている感覚」


――俳優の役を演じるという、いわゆる二重構造についてはどういう印象を受けましたか?

新原:劇中劇って難しいですよね…。

駒木根:以前、「たそがれ優作」(BSテレ東、2023年)で劇中劇に挑戦したのですが、そのときは振り切った劇中劇だったので、今回はそのスタンスとは違う形で挑まなければいけないと考えていました。演じ分けはなかなか大変でしたね。

新原:今回の前に、舞台で、生まれも育ちも全く異なる顔がうり二つな二役をやっていて。さらにト書きも自分たちで喋る形の切り替えがとても多い作品だったので、そういった切り替えは生かせるのではないかと思いながら挑みました。

――演じる上で、何か準備はしましたか?

新原:白崎という役を、繊細でなおかつ真っ直ぐで、でも芯があるととらえていて。アップダウンが激しい役でありながら、原作にある繊細さをどう表現できるかという部分をずっと考えていました。その中で、「白崎という人物はこうだ」と決めきらないことが今回大事だということに気づきましたね。常にふわふわさせておきながら演じていました。

駒木根:1話で出てきた劇中劇の続きが3話や4話で出てくることがあったので、世界線をしっかりと理解しておかないといけないとは思っていました。普段の現場より、今回は台本を読み込んで準備はしていたと思います。

新原:頭をすごく使いました。ちゃんと時系列や役の心情を理解していないと、僕たちも分からなくなってしまいそうで…。

駒木根:そうそう。気持ち的には2本のドラマを縫っている感覚。

新原:分かる!