第10話では――
頭取・芹沢(三浦涼介)を粛清した壬生浪士組は、局長・近藤(高野洸)、副長・土方(阪本奨悟)を中心とする新たな体制に。同時に、会津藩主・松平容保(味方良介)から“新選組”という新たな隊名を拝命する。だが、芹沢の最期に大きなショックを受けた丘十郎(奥智哉)は、剣を握ると手が震えて力が入らなくなってしまう。
“自然体”の境地を意識すればするほど、亡き父・七也(戸次重幸)が死の間際、自分を止めるべく言い遺した「丘十郎…そちらに行ってはいけない…」という言葉が頭によみがえるようになった丘十郎。苦悩する丘十郎の姿を、大作(前田拳太郎)は複雑な思いで見つめる。
そんな中、大作、丘十郎、新之丞(杢代和人)、南無之介(羽谷勝太)は、山南(永田崇人)に連れられ寺子屋へ。4人は山南の補佐として子どもたちの手習いの指導を手伝うが、山南は無垢な子どもたちとのふれあいを通して、彼らにあることを伝えたようとしていた。
一方、長州側は桂小五郎(荒牧慶彦)の下で恐ろしい策謀をめぐらせていた。それはあの“歴史的事件”へとつながっていく…。
――という物語が描かれる。
公式ホームページなどで見ることのできる予告動画では、「1日早う花火を上げるのも悪くなかろう」と不敵にほほ笑む桂小五郎の姿と、そうした長州藩士たちの動きを察知し計画を阻止しようとする近藤ら新選組の思惑が交錯する様子が描かれている。
一方、大作が丘十郎に「もう…逃げちゃおうか。ただ、二人だけで」「俺は、君に会えて良かった」と語りかける場面も印象的。脱走を図った者には“切腹”が待ち受ける新選組において、この言葉が持つ意味は極めて重い。二人がどんな選択を見せるのか、物語が大きく動き出しそうだ。
ドラマ「君とゆきて咲く ~新選組青春録~」第10話は、6月26日(水)深夜0:15よりテレビ朝日にて放送。
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