EXITが木曜MCを務めるニュース番組「ABEMA Prime」(毎週月~金曜夜9:00-11:00 ABEMA NEWSチャンネル)の6月20日の放送回では、「子役」のその後の人生に注目した。
元子役で、平成の人気番組「あっぱれさんま大先生」(1988~2003年 フジテレビ系)の第1期生のレギュラーとして、「かなちゃん」の愛称で親しまれたゲストの中武佳奈子は、当時をふり返り、「電車に乗れないくらい自分の顔が知れわたっていた」と話す一方で、その後の生活については、「年齢を重ねても食べていけるくらいの仕事量はあったが、ある時を境にそれがなくなった。同時に事務所と方向性があわなくなっていき、結婚を理由にして芸能界を引退した」と明かした。
続けて、「芸能界で売れなくなったことや、引退した自分を受け入れることができず、『芸能界にいたことは恥』と思うようになり、過去をかくすようになった。そのため、仕事を探す時にも履歴書が書けず、空白だらけで定職に就けなかった」と語り、ホームレス生活を経験したことも打ち明けた。
また、中武は「“ふつうの暮らし”を知った上で、キラキラした世界を知ることが大事。子どもは何もわからないから、キラキラした生活に勘違いしてしまうし、親も子役と同じくらいチヤホヤされて、平凡な生活に戻れなくなってしまう。私の場合は、引退と同時に親と縁が切れた。だからこそ、“ふつう”を教えてくれる環境がぜったいに必要」と訴えた。
この話を受けて、番組MCのEXITのりんたろー。は「僕は売れていない時期が長かったから、すぐに売れた芸人との価値観の違いを感じた。中武さんの言うとおり、ふつうを知ることは大切だと思う」とコメントすると、相方の兼近大樹も「すごく刺さりました。僕も大人になってから、ふつうや平凡な生活の素晴らしさを知った。お笑い芸人は、ふつうからズレたことで笑いをとれるから、それを知ることは大事。いまだに僕はふつうを勉強している日々です」と話した。
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