コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、村崎もよさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「コンビニ店員に一目惚れした話」だ。6月27日時点で2.6万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の村崎もよさんに制作の背景を伺った。
主人公の実童(みどう)は、モテる男子。
だけどアプローチしてくる女子たちには興味がなく、コンビニでバイトする男の子・志葉(しば)に一目ぼれをしていた。
レジにいる志葉とは毎回目が合わず、目が見たいと思っていた実童。
ある日、会計中にレジにスマホを忘れてしまい、志葉は実童を追いかけてきてくれた。
そこで初めて目が合い、実童は志葉の笑顔を見たのだ。
後日、実童が映画館に映画を観に行くと隣の席にまさかの志葉が座ってきた。そこで初めて2人は会話をし、実童は改めて「やっぱり欲しいな この子」と実感する。
すると、志葉がコーヒーを実童のスニーカーにこぼしてしまう。「弁償します」という志葉に対して、「…じゃあちょっと詫びてもらおうかな」と実童がとった行動とは…!?
今作は、そんな2人が繰り広げる胸キュン必至のBLストーリーだ。
実際に漫画を読んだ人達からは「はい最高!」「良すぎた」「何回見ても好きです」「好きすぎる」と、いった声があがっている。
今回は、作者・村崎もよさんに『コンビニ店員に一目惚れした話』の制作について話を伺った。
――「コンビニ店員に一目惚れした話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
元々趣味で男子カップルの日常ショート漫画を描いていましたが、この子達の出会い編もちゃんと描こうと思ったのがきっかけです。「気になる人と映画館で隣同士の席になる」という、どこにでもありそうな、だけど一生に一度あるかないかの偶然をエピソードとして入れたいと思いました。
この作品は2年半ほど前の、漫画を描き始めた頃に執筆したものなので絵も話も大変拙くSNSに再掲するのもかなり勇気がいったのですが、たくさんの方に見ていただいて驚いています。
――「コンビニ店員に一目惚れした話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
冒頭の、メインキャラの黒髪の男の子(実童)がコンビニ店員(志葉)に一目惚れするシーンと、映画館で偶然志葉に出会うシーンはインパクトを持たせたいと思いました。実童は表情筋があまり働かないクールなキャラですが、実は感情豊かでとても意思が強いことをできるだけ伝えられるよう演出に気をつけました。
――今作の中で特にお気に入りのシーンやセリフなどはありますか?
実童は最低限の、確かな台詞しか言わないし思わなくて台詞はどれも気に入ってるのですが、「こんな偶然、もう死ぬまでねーだろう」という台詞と、いちかばちかで志葉にキスするシーンはとても実童らしくて好きだなと思っています。
――普段ストーリー設定やキャラクター設定はどのような所から着想を得ることが多いのでしょうか?
今回の「実童と志葉」のキャラクターはひたすら「こんな男の子カップルがいたらいいな」という自分の理想を広げて考えました。
ストーリーは、これまで自分が経験した出来事や感情をとことん膨らませて、妄想と織り交ぜて作ることが多いです。
――村崎もよさんの今後の展望や目標をお教えください。
この春から初めて商業BL連載をさせていただいているので、とにかく最後まで完走することが目標です!いつまでも自分が好きで描きたいものを追い求めていきたいです。
――最後に村崎もよさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも見守ってくださる読者様、本当にありがとうございます!読者様の応援のおかげでずっと楽しく創作を続けられています。まだまだ未熟者ですがこれからも楽しんで頂けるようにマイペースにがんばります!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)