リドリー・スコット監督による映画「エイリアン:ロムルス」が9月6日(金)に上映される。このたび、US版の予告が公開された。
大型宇宙船の中でエイリアンに次々と襲われる恐怖を描いた1作目の「エイリアン」が多くのファンを魅了し、現在では「エイリアン」という言葉が地球外生命体を表す言葉として定着。巨匠デザイナーのH・R・ギーガー(ハンツ・ルイディ・ギーガー)が手掛け、映画史上もっとも独創的なクリーチャーと言わしめたエイリアンの不気味なデザインや、主演のシガーニー・ウィーバーら名優たちによる閉鎖された宇宙空間での凄絶な死闘が話題を呼び、第52回アカデミー視覚効果賞をはじめ数々の賞を受賞した第1作。
その後、「エイリアン4」まで続く計4作、前日譚として製作された「プロメテウス」「エイリアン:コヴェナント」、派生作品として「エイリアンVS.プレデター」「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」など、長きにわたって世界中で愛されているシリーズ。なお、「エイリアン」などシリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
今回公開されたUS版の予告では、エイリアンに追われ鬼気迫る登場人物たちの姿を捉えた映像が公開。無力な若者たちが一縷(いちる)の望みをかけ足を踏み入れたその先で、絶望という名の恐怖を目撃していく様子が映し出される。
薄暗い宇宙ステーションを探索する彼らの元に、静かに、それでも確かに迫りくるのは、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”。鼓動のような不穏なサウンドが鳴り響く中、突如、進化するエイリアンの第三形態・チェストバスターが今にも胸部を突き破ろうとしてきたり、クモのような見た目の第二形態・フェイスハガーが勢いよく飛びかかり口から寄生しようとしてきたり、さらには最終形態・ゼノモーフが襲い掛かろうとしてきたりと、歴代作品でもお馴染みのエイリアンたちが次々登場する。
本シリーズの新たな担い手として白羽の矢が立ったのは、「ドント・ブリーズ」(2016年)で世界中を震え上がらせた鬼才フェデ・アルバレス監督。オリジナルシリーズへの有り余る愛を注入しつつも、本作単体でも十二分に楽しめる、まさに新たなエイリアンファンを取り込める作品だと自信をのぞかせる。
出演のレインを演じるのは、ソフィア・コッポラ監督の作品「プリシラ」(2024年)でヴェネチア映画祭主演女優賞を受賞し、「パシフィック・リム:アップライジング」(2018年)でも存在感を示したケイリー・スピーニー。その他にも「ライ・レーン」(2023年)のデヴィッド・ジョンソン、「暗黒と神秘の骨」(2021年-2023年)のアーチー・ルノー、「マダム・ウェブ」(2024年)のイザベラ・メルセードら今後のハリウッドを牽引する注目の若手俳優たちが作品を盛り上げる。
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