“僕青”舞台初出演に早崎すずき「ついに来ちゃった」八木仁愛は「今後の活動に生きる」と意気込み

早崎すずき※ザテレビジョン撮影

早崎すずき、初めて台本を読んで「泣きそうになりました」


――台本を読んだ時の感想を聞かせてください。

八木:題材が高校2年生の夏休みだったので、私もちょうど高校2年生で、ちょうど夏の時期に入ってくるので、私と同じだなと思って、ちょっと親近感が湧いたりしました。でも、(役名が)自分の名前なんですけど、内容は自分が生きている世界とは全然違うので、どう演じていったらいいんだろうって、考えてしまいました。でも、読んでいてすごく楽しかったです。

早崎:私は初めて台本を見たとき、おうちで読んでいたんですけど、泣きそうになりました。私は死んでしまう役なので、私がいないところでのシーンは、自分じゃないんですけど自分の名前で書いてあるからこそ、これは本番で泣いてしまうんじゃないかっていうぐらい感動的だなって思いました。

――最初から感情移入ができたんですね。

早崎:はい。みんな(役名が)メンバーの名前なので、余計そうでした。

――それぞれ演じるのはどんな女の子なのか教えてください。

八木:私の演じるとあは、すずきと私で昔からの夢を追いかけているんです。一緒にコンクールに出て、大勢の人の前で歌うっていうのが私たち二人の夢で。その夢に懸ける思いの真っすぐさが出ているけど、それでもすずきがいなくなっちゃうので、ネガティブになって全部『なんでもいいんだ』みたいな、ちょっと諦めそうになるところも人間味があるというか、そういう子です。

早崎:私の演じる女の子は、キャラクターで言うと私のままなんですけど、考え方とかで言うとちょっと違って、本当に自分よりも友達思いの子なんだなっていう印象です。自分が死んでしまってるのに、ずっととあのことを考えてあげている女の子だなって印象です。

――そんな中で、特に見てもらいたいシーンはありますか?

八木:私はあおい(安納蒼衣)ちゃんとの掛け合いのシーンがあるんですけど、そこは見どころというか。私があおいちゃんに「合唱部に入ってくれない?」って誘いに行くシーンなんですけど、ちょっとそこの二人の動きが大きいというか、重要なシーンではあるんですけど、会話のテンポ感が面白いなって思うので、演じていて楽しいです。

早崎:私はずっととあのことを思って、うそをついているんです。「それは、とあのことを思って言わなかった」っていうシーンがあるんですけど、私もあおいちゃんとの掛け合いがあって、みんながみんな、少しでも前へ進まなきゃって分かっていてもそこから進みたくないっていう、その葛藤がそれぞれの役にあるなっていうところに注目していただきたいなって思います。

八木仁愛※ザテレビジョン撮影


メンバーが特技を披露する場面も


――物語の途中で少し違う展開になる場面があるそうですね。

早崎:パターンがちょっとだけ違うところがあって、A・B・Cって公演が3パターンあるんですけど、その中の回想のシーンが変わるんです。みんなの特技を披露するところがあったり。

ストーリーは全体的にちょっとシリアスな感じなんですけど、やっぱり面白い部分も取り入れていきたいっていうところで、そこが割と面白いシーンになっていきます。A・B・Cで出演するメンバーも変わるので、そのシーンも公演ごとに違うものが見られます。

――じゃあ、ファンの人もA・B・C、どの公演を見に行くかっていうのは大事ですね。

八木:そうですね。推しが出てくる公演もあるし。

早崎:初披露の特技とかもたくさんあると思うので。

八木:確かに! 「こんなこともできるんだ」みたいな子もいると思うので。