東大卒・元官僚の才女が「バチェロレッテ」に挑んだ理由 ロジカルな戦略と直感で恋をする3代目バチェロレッテ・武井亜樹インタビュー

2024/06/27 08:00 配信

バラエティー インタビュー

3代目バチェロレッテの恋愛観


――改めて、今回旅をされて、自身の恋愛感が変わったと思うことはありましたか?

武井:恋愛感が変わったというより、逆に自分の今までの恋愛観に自信がつきました。今まで、私と同じような恋愛観や結婚観を持っている人は、あまりいないと思っていたのですが、今回旅で男性たちに会って、 同じような価値観を共有できる人や、私の価値観を言ってそれを理解してくれる人がいたから、自分の恋愛感に自信を持っていいんだなと思いました。

――今までご自身の恋愛観がほかの人と違うと思っていた理由は?

武井:私は結構夢見がちなとこがあるし、ピュアなところもあるのですが、ほかの人はもうちょっと大人というか、恋愛に対して打算的なところがあると感じていて。私がそういう意味ではまっすぐに進む性格だから、大人になればなるほど相手を見つけるのは難しいのかなと思っていました。

――今回の旅にご自身のテーマを設けたりはしていましたか? 初代の福田萌子さんだと「自分自身を探す旅。なりたい自分になる」、2代目の尾﨑美紀さんは「仕事一筋だったところから、鎧を脱ぎたい」などがあったのですが。

武井:なんでしょう…ただ、本当に真剣にパートナー選びをしたと思います。すごく真剣に恋愛をしたと思います。
この旅で変わろうと思って挑んだわけではないですし、その場に行って、そこで頑張れることを頑張ろうと思っていました。

――ゴールが明確な分だけ、そこにまっすぐに挑戦したという感じ

武井:はい。本当にパートナーを探すこと、恋愛ができる人を探すことに集中していました。どんなにいい人で、どんなに人間として好きでも、お別れする時はお別れしましたし、そういう意味でもゴールにすごく忠実に頑張ったと思います。

――今回以外にゴールを設定して、そこに向けて頑張った経験はありますか?

武井:大学を目指した時ですかね。ずっと東京大学工学部・航空宇宙工学科に行きたくて、
そのために高校の時アメリカに留学して、英語を喋れるようになったり、目標を立てて、それに必要なことをやっていくということをしました。

――たしか、そのアメリカに留学する際も、ご両親を説得するため空手を始めて黒帯を取ったとか。

武井:そうです。一人で行かせるのは不安だろうから、安心してほしいという意味で、高校から空手を始めました。

――東大の航空宇宙に行くために、高校時代からアメリカへの留学を計画して、さらに留学をするために親を安心させる目的で空手を始めて…。周りに、同じように物事を進める方って多いですか?

武井:少ないと思います。そういう意味では、今回の旅は男性たちの中にも、自分のプロフェッショナルを持って頑張っている人が多かったから、そういう人たちに出会えたのもよかったなと思いました。

恋愛で自分をさらけ出す大切さ

――やはり男性陣とは仲間意識が芽生えるものなのですか?

武井:男性同士の絆に比べたら、全然違うと思いますけど、でも、初めて知り合った人とこんなに自分の中身をさらけ出して、真剣に向き合って話したりすることないじゃないですか。それがこの旅ではできたから、恋愛になった人、ならない人、どっちとも深い絆で結ばれたと思いますし、みんな人として尊敬しています。

――ご自身の今回の旅を視聴者にどのように感じてほしいですか?

武井:今回の旅で、私は自分のありのままの姿や等身大の気持ちをさらけ出すことを意識しました。人に見られるのを意識して、かっこつけるとか、取り繕ろうとかせず、本当に素敵な男性たちと向き合って。
だから、私の弱い部分も見せたと思いますし、見てくださる方の中で、同じような気持ちを抱いたことがあったり、共感してくださる方がいたら嬉しいなと思います。

――気持ちをさらけ出したことで、変わりましたか?

はい。私は仕事で自分の弱みや愚痴を言うのは、いいことだとは思ってなくて、やるべきことはやるというタイプなのですが、それがなんとなく恋愛にも影響して、自分の弱みを相手に見せるまでに時間がかかるタイプだったんです。
でも今回は、実際に自分のすべてをさらけ出したことによって、短期間だけど、すごくお互いに深く分かり合えて、絆が生まれたので、恋愛においては良いことなのかなと思えるようになりましたね。


3代目バチェロレッテ プロフィール
武井 亜樹 (たけい あき)
群馬県出身。2021年3月、東京大学工学部・航空宇宙工学科を卒業後、経済産業省に入省。
現在は、宇宙関連事業に熱心に取り組む一方で、宇宙に関する記事の執筆など、宇宙に関する情報を発信するライターとしても活動。
趣味は空手(黒帯)、アウトドアスポーツ、食べること(こってり系の日本食とスイーツが特に好き)、ファッション、絵画鑑賞