「投手がデッドボールを与えてもあやまらない理由」「引き分けの数」「客席が埋まらない理由」などMLB中継の疑問を解説<MLB's ON FLEEK>

2024/06/26 12:00 配信

バラエティー 芸能一般

#10が放送された「MLB's ON FLEEK」(C)AbemaTV,Inc.

2024年シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB's ON FLEEK」#10が、ABEMAにて6月21日に放送され、MLB中継における、ふとした疑問「これなんで?」をクイズとして出題した。

#10では

【写真】「MLB's ON FLEEK」のMCを務めるさや香(C)AbemaTV,Inc.


MLB中継におけるふとした疑問、まずは投手がデッドボールを与えてもあやまらない理由を問うと、元MLB選手の西岡剛は「あやまらないことは知っているけど、なぜなのかがわからない」と言い、少し考えた後に、「『わざと当てた』と思われてしまうから?」と回答すると、この西岡の予想は的中で、天の声を務めるMLBジャーナリストのAKI猪瀬は「日本人の感覚ではすごく不思議に感じると思うが、これはアメリカ文化によるもの。例えば、アメリカ旅行で交通事故に遭ったとしても、ぜったいに最初にあやまっちゃダメ。あやまった時点で自分に過失がなくても、“あった”と認めたことになると言われているんです」と解説した。

この説明を受けて、番組MCのさや香石井は「アメリカでは、先にあやまったことで、過失の割合が10対0になるのよ。でも、『アイムソーリー法』という法律ができて、謝罪しても、過失を認めたことにならなくなった」と豆知識を披露すると、相方の新山は「なんなん急に? アメリカの法律にくわしい人?」とツッコミを炸裂させた。

また、日米の考え方の違いは、「引き分けのゲーム数」にも反映されており、2023年シーズン、日本球界では引き分けが「19試合」あった一方で、MLBでは「0試合」だった。MLBで引き分けがない理由を、番組は「『勝負は決着がつくまでやるもの』というアメリカ人の考え方が影響している」とし、加えて「ほとんどのファンが電車ではなく車で球場に来ているため、終電の心配がないということもある」と紹介した。

また、石井は「MLBの乱闘は、みんなが参加する。出ていかんかったら罰金とかある?」と疑問を浮かべると、西岡は「状況にもよるけど、チームとして戦っているのであれば、乱闘の時はグラウンドに行くという考え方」とさらに、「基本的には日本球界も一緒の考え方やけど、MLBは“本気”やから。『野球できんような体にさせる』ぐらいの気持ちでグラウンドに行く。それぐらい命を懸けて野球をしてるという証拠」と説明した。

「MLB選手が食べているモノは何?」


さらには、「大谷翔平選手をはじめとするMLB選手が守備中やベンチで食べているモノは何?」というクイズでは、さや香新山が「ひまわりの種」と回答すると、みごと正解で、西岡は「大谷選手がホームランを打って帰ってきたら、ひまわりの種をかけられていたシーンを見たことがないですか? 今後もこういうシーンを見ることがあると思う」と語った。

このMLB選手御用達のひまわりの種のチーズ味、バーベキュー味、塩味の3種類がスタジオに用意され、さや香のふたりも試食する。新山が口に運ぶと「おいしい! お菓子の『柿の種』と味が一緒」と食レポした。

また、西岡は“本場の食べ方”「1粒ずつ食べずに、ガサーっと一気に食べる。奥歯でからを割って、なかの種だけを味わう」とさや香のふたりにレクチャーするとともに、突然、口から放物線を描くようにからを飛ばすと、新山は「なんでホンマに出すん? グラウンド、ちゃうのよ……」ととまどいの声をあげた一方で、石井は「やってくれた! 最高」と喜び、真似をしてからを口から飛ばして、笑いを誘っていた。

加えて、「スタジアムの客席が意外とガラガラなのはなんで?」と気になる疑問に、MLBの客席が埋まらない理由は、平日でもデーゲームが多いからで、新山は「無理にでも夜にやったらええやんって思うんですけど……」と首を傾げると、AKI猪瀬は「長い移動時間と時差に理由がある。ナイトゲームばかりで試合を組むと、次の球場に早朝に着くこともあり、選手に大きな負担をかけるスケジュールになってしまう」と解説した。

「MLB's ON FLEEK」より(C)AbemaTV,Inc.