繊細なテーマであるが、監督から「本作は、新妻にとっては先生と新妻のラブストーリー」と言われて、ふに落ちたという猪狩。
「一歩引いて見たら、新妻はひたむきに先生に恋をしている話だと気付かされました。そして改めて、自分の考えを相手に押し付けてはいけないし、相手のことを理解しようとする努力は必要だなと。この作品を見て、何か感じ取ってもらえるといいなと思います」
HiHi Jetsのメンバーとして活動している猪狩にとって、本作は映画初単独出演となる。
「グループのときとは気持ちが全然違いました。やっぱりメンバーって無条件で頼れる存在なので、それがない分、普段に比べより責任感を持ち、自立しなければいけないなと。作品に向き合う姿勢は自分に返ってくるし、自分に対する評価はそのままグループにも反映される。最終的に自分のよしあしがグループに影響されるって、何か不思議だと思いました。でもこれって他のメンバーは既に感じていたような気もして…。今回のことで、よりグループについて知ることができた気がしました」