警察官による不可解な殺人事件に立ち向かうディーン・フジオカ“小比類巻” 見つけた真実に歪む表情のワケ<パンドラの果実 Season3>

2024/07/11 12:00 配信

ドラマ レビュー

ディーン・フジオカ“小比類巻”、見つけた真実に歪む表情のワケ(C)中村啓・光文社/HJ ホールディングス

ディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)が主演を務めるドラマシリーズ「パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~」のSeason3が現在Huluで独占配信中だ。約2年ぶりの新作となる今作のなかで科学犯罪対策室が出会うのは、“警察官による不可解な殺人事件”。初対面の民間人に何の前触れもなく警察官が発砲するという怪事件に、ディーン・フジオカ演じる小比類巻祐一たちが“あり得ない”を排した柔軟な思考で取り組む。その先に見えてくる真相は、小比類巻を驚かせるものだった。(以下、一部作品のネタバレを含みます)

「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」とは


同作は、「最新科学にまつわる事件を解決する」という特殊な任務を持つ、警察庁科学犯罪対策室の活躍を描いた物語。室長である小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)と天才科学者の最上友紀子(岸井ゆきの)、元捜査一課のベテラン捜査官・長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)、新人捜査官・奥田玲音(吉本実憂)の科学犯罪対策室チームが、小比類巻の後輩であり現在は厚労省に務める三枝益生(佐藤隆太)や国際テロリズム対策課課長であり、警察大学校時代の小比類巻の同期・橘るい(駿河太郎)協力のもとで数々の難事件に挑んでいく。

これまで「蘇る遺体」「若返りウイルス」「ゲノム編集」「クローン」といった難事件を扱ってきた同作。天才科学者が科学捜査で見つけ出した常識を覆す事実のかけらをもとに、エリート警察官僚が事件の裏に隠された真実を見つけ出す。科学全盛の現代から近未来に起きてもおかしくない壮大な事件を、異色のバディが解き明かしていくサイエンスミステリーだ。

突如として巻き起こる、警察官による連続殺人


国民を守るはずの警察官。しかしある日、警察官による不可解な殺人事件が発生する。交番を訪ねてきたタクシー運転手を拳銃によって射殺したあとに執拗な暴行を加え、死亡している相手へ後ろ手に手錠をかけるという常軌を逸した事件だ。しかもそう時間をおかず、同じように突然暴走した警察官による凶悪事件が立て続けに発生。国民から警察への不安感が大きくなってしまう。

まったく面識のない相手に、直前まで笑顔で対応していた警察官が突如として拳銃を発砲する。不可解過ぎる連続事件に、小比類巻も最上も最初は病気や薬物を疑った。しかしある事件ではその場にいた3名もの警察官が犯行に関わったということで、その線は潰える。

また事件を起こした警察官たちは、全員が「事件の記憶がない」と証言。小比類巻は警察官を信じたい気持ちと被害者の「スイッチが入ったみたいに人が変わった」という言葉から、加害者たちがマインドコントロールによって事件を起こしているのではないかと考えた。

しかしひと口にマインドコントロールといっても、そう簡単に人を操ることはできない。一見繋がりのない警察官たちがいつ、どのようにして操られるに至ったのか…それを見つけ出さなければ事件の解決は困難を極める。そこで小比類巻たちはこれまで事件を起こした4人の警察官たちの共通点を徹底的に探り、かすかに見えてきた糸を静かに、着実に引き寄せていく。

すると仮説であった「マインドコントロール」は現実味を帯び始めるのだが、そのうち小比類巻たちは事件が思いもよらない陰謀へと繋がっていることに気づく…。