なかやまきんに君が日本各地の隠れた名産品を“勝手に”紹介する番組「きんに君のパワー旅~日本のウマい!を勝手にPR~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>]、毎週朝7:00-7:29[BSフジ])の最新回が、6月22日に放送された。今回は東京都江戸川区を舞台に“筋肉質”なパワー食材をPR。今回はスタジオ収録となり、ゲストの大久保佳代子とともに元気な「パワー!」を披露した。
今回はこれまでと異なり、ロケ地からではなくスタジオから番組が始まる。ゲストとして紹介された大久保が「きんに君という素材をうまく調理する自信は全くない」と強めのジャブを入れると、「またまた」とたじろぐきんに君。「大久保さんに任せておけば…」というコメントへ、大久保はさらに「そのまま素材だけでどうにかしてくれ!お前が!」と激しくぶつかった。芸人同士ならではの激しいじゃれ合いを交わしながら、2人で「パワァー!!」とポーズを取ってVTRへ。
今回のパワー食材である江戸川区発祥の歴史ある伝統野菜を探しに、今回はきんに君に代わってスタッフが現地へ赴いた。道を歩いているとビニールハウスがあり、そちらでK&Kファームの小原英行さんとお会いすることに。小原さんが扱っているのは「小松菜」だという。
ビニールハウスのなかに所狭しと広がっている小松菜は、1年中採れるようになっているそう。葉物野菜は「軟弱野菜」とも呼ばれ、とても弱く簡単に折れてしまう。そのため収穫体験の際には、「女子の腕を握るくらいそーっと」という独特なコツを頼りに小松菜を引き抜いていく。
あまり知られていないが、小松菜は生で食べることもできるとのこと。小原さんは「打倒レタス」を掲げながら“生食”を主に売り出しているそうだ。炒める、焼く、煮るといった食べ方はよく知られているが、生で食べる美味しさはあまり知られていない。「新しい小松菜を知ってもらおう」という小原さんの熱意が見て取れるというものだ。
パワー食材をいただくべく案内された先は、小原さんの小松菜をこよなく愛する藤森信貴さんが経営するカレーのお店「LAMP by MORIS LABO 99」。藤森さんに小原さんの小松菜の魅力を聞いてみると、「えぐみがほとんどないんですよ」「青い香りのみずみずしさが小松菜のなかに入っている」と本当に惚れ込んでいるようだ。今回のパワー料理では、そんな小松菜の特徴を活かしたメニューを振る舞っていただけることに。
1品目は小松菜とドレッシングを和え、特製の“食べるドレッシング”を添えた「小松菜の生サラダ」。葉と軸の食感を楽しみつつ、生の小松菜の特徴を最大限に活かせるさわやかな味付けが特徴の一品だ。そして2品目の「小松菜のナムル」は、スパイスにこだわりを持つ藤森さんだからこそ引き出せる味付けがされている。小松菜の味わいは残しつつ、思わず「ビールと一緒に…」という言葉が出てくるほどお酒のアテにぴったりの味わいだという。
そしてとっておきのパワーメニューは「豚肉と小松菜のサラダ仕立て」。炒めた豚ひき肉をハーブとレモン、ナンブラー、砂糖などで味付けし、生の小松菜と和えた一皿だ。ハーブやレモンなどが風味を引き立て、小松菜の食感もばっちり楽しめる。食材たちが互いに高めあっているこだわりのパワーメニューとなっている。
スタジオに戻り、小松菜の食べ方について語り合うきんに君と大久保。2人とも小松菜はよく食べるそうだが、“生食として食べることは多くない”と小松菜の新たな可能性に驚いていた。
この後、小原さんがスタジオに小松菜を持って登場。大久保は「こんなピーン!と伸びてる小松菜見たことないかも」と驚きつつ、「みずみずしさが出ちゃって…こんな…はしたない…」とお得意のつやっぽいボケをかます。
実際に手に生の小松菜をひと口食べると、「知ってる小松菜じゃない!」と大久保。きんに君も「香りもたしかに濃い!」と感動したようすで、大久保の「打倒レタスなんて無理だと思ってたけど、ちょっとナシじゃない気がする」という言葉に同意する。新しい小松菜の可能性に、2人とも興奮した面持ちを見せていた。
さらにお酒のおともにピッタリな「小松菜ロール」も登場。「ポケット入れて帰ってもいいくらい…」という大久保のボケにきんに君がツッコミつつ、さっそくひと口いただくことに。チーズと小松菜を豚ロースによって包んで揚げた同メニューは、中心に巻かれた小松菜のシャキシャキ感が残った新食感の揚げ物になっているそう。豚とチーズとの相性も抜群で、大久保もきんに君も絶賛が止まらなかった。
次回6月29日(土)の放送にはグルメリポーターの彦摩呂が登場。BSJapanextでは朝10時30分から放送・アプリ配信され、BSフジでは同日の朝7時から放送される。またTVerにて見逃し配信がおこなわれている。
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