4月よりレギュラー番組となった「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」(毎週木曜夜10:00~、BSフジ)が、6月27日(木)に放送された。同番組は飯島直子が地元の人に愛されるお店を飲み歩き、お店の常連客や飯島がいま会いたい、話してみたいゲストと”本気でサシ”飲みをしていくBSフジの人気番組。今回は“本の街”神保町を舞台に、飯島がソロで飲む回となっている。おぼつかないタイ語で留学生のグループと打ち解けるなど、気の向くまま過ごす自由な姿が見られた。
今回の舞台は東京都千代田区神田神保町町。日本一と名高い古書街であり、130店もの書店にさまざまな本が所狭しと並べられている。周辺に大学が多いこともあり、本が貴重であった明治時代に教授や学生が本を売っては買うを繰り返すうち、多くの本屋が誕生。ともなって、本をゆっくり読みふけるためのスポット…喫茶店も多く開かれてきた。
どの店を見ても人がにぎわい、席が埋まり始める仕事終わりの午後6時。最初に飯島が辿り着いたのは、タイの料理人が経営するタイ料理店だ。店内の壁や棚のなかにあるタイ由来の品々に興味を示しつつ、席に着いた飯島。注文を聞きに来た店員におすすめを聞きながら、なんとなしに「ビール飲んじゃってるんだけど…」とこぼした。どうやらロケ前から飲み始めていたようで、準備は万端と見える。
店員のおすすめをそのまま注文する飯島。よく冷えたビールの味に喜びつつ、視線はしきりに隣のテーブルについているグループへ。少しばかり聞こえるのは外国語で、どうやら海外からのお客さんらしい。
意を決してタイ語の挨拶をしてみると、席に座っていたのは留学生たちだった。日本語も通じるということで打ち解けたのか、あっという間に留学生たちの輪に入っていく。楽しい時間を過ごしているうち、注文した料理もテーブルに到着。独特の味わいを楽しみながら食べ終わると、また気の向くままに注文をしていく。ゆるく、和やかな時間を過ごす飯島だった。
すっかり暗くなるまで満喫した後、“ちょっと変わっている”らしい2軒目のお店へ。ビルの裏手にある入口へ向かうと、「Lilliput(リリパット)」という看板を発見。扉を開くと、“本の街”神保町に相応しい本棚に並べられたたくさんの本が出迎えてくれた。
同店は夜間のみ開店しているバー「Lilliput」。昼間は正面入り口を解放してカフェも楽しめる絵本専門の書店を、夜間はこうしてバーを開いているそうだ。書店のオーナーでありバーのママでもある今本さんは、年齢を問わずすべての人に絵本を楽しんでもらいたいという思いからこのような営業形態を考えたのだとか。本の街に根付いた、まさに唯一無二のバーだ。
バーの時間帯ももちろん書店は営業しており、お酒を飲みながら絵本を読む、飲みながら帰りに絵本を買って行くといったことも可能。さらには今本さんが本の紹介を兼ねて、「絵本の読み聞かせ」をしてくれる場合もあるという。
まずはカウンターに座り、今本さんとじっくり話し込む飯島。2階にはイベントができるホールまで用意しているという話に、飯島は「すごーい!」と素直に目を丸くする。実際に途中で来店したお客さんは、ロケ当日にちょうど演奏していたウクレレの演奏を聴きに来たのだとか。「聴いてみますか?」という今本さんに誘われ、飯島は「聴きます聴きます!」と即答するのだった。
実際に2階へ上がると、本に囲まれたカフェの中心で演奏する女性の姿が。ひとしきり演奏が終わると、店内では自然に拍手が沸き起こる。ある種の一体感を感じられる空間に、飯島は「すごい素敵…なんですかこれは」と言い表せない感動を得たようだ。
改めてカウンターへ戻ると、来店した常連さんに向けて今本さんの読み聞かせが始まる…かと思いきや、突然のキラーパス。「読まれますか、もしよかったら。絶対お上手だろうなと思って…」なんと飯島が絵本の読み聞かせに挑戦することに…。
とはいえ、さすがの女優魂というべきか。初めてとは思えない流ちょうで抑揚ある読み聞かせに、今本さんも常連さんもうっとりと聞き入っていた。味のある絵へ感想も入れつつ、読み聞かせる側の楽しみも知った飯島。おすすめの絵本を今本さんに教わるなど、大いに絵本の世界へハマっていた。
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