「考えるな、感じろ!」名ゼリフや迫力満点のアクションシーンがさく裂、ブルース・リー映画6作品を6夜連続放送

2024/06/28 17:00 配信

映画

ジークンドーの精神を映像化した「ドラゴンへの道」


7月3日(水)夜8時からは、ブルース・リーが初めて監督、脚本、製作、音楽監督、武術指導に挑んだ主演映画「ドラゴンへの道」を放送。

主人公のトン・ロン(ブルース・リー)は、マフィアに立ち退きを迫られている中華料理店の娘・チャン(ノラ・ミャオ)を助けるために、イタリアのローマへ訪れる。そして脅迫してくるゴロツキたちをカンフーで撃退したロンは、その後店の若者たちと団結し、彼らとマフィアへ立ち向かうことになる――。

ブルース・リー必殺の“ダブル・ヌンチャク”の登場や、彼が考案した格闘芸術・ジークンドーの基本的な精神を映像化したということもあり、“ブルース・リーイズム”を感じられる一作となっている。

7月4日(木)夜8時からは「死亡遊戯」を放送。人気絶頂である映画スターのビリー(ブルース・リー)は、国際犯罪組織のボス、ドクター・ランド(ディーン・ジャガー)から自分の傘下に入らないかと迫られ断り続けていた。そこで痺れを切らしたランドは、ビリーの恋人にも魔の手を伸ばし始める。さらにランドが送り込んだ刺客によって、ビリーは重傷を負ってしまう。そんな中、彼は“自らの死を偽装”することに。こうして影の存在となったビリーは、復讐の機会をうかがうのだが――。

本作は、ハリウッドとの合作である「燃えよドラゴン」の撮影により一時中断され、その後ブルース・リーの急死で未完となった。しかしそれから約5年後、ロバート・クローズ監督をはじめとする最高のスタッフたちが結集し、幻の遺作が完成。クライマックスで描かれる死闘の連続は、本作最大の見どころと言えるだろう。

殺された妹への復讐に燃える…ブルース・リーの代表作「燃えよドラゴン」


7月5日(金)夜8時からは「死亡の塔」を放送。カンフーの達人・ビリー(ブルース・リー)は、怪死した親友の武道家、チン・クー(ウォン・チェンリー)の身辺を探る中で急死してしまう…。そこでビリーの弟・ボビー(タン・ロン)は、兄の死の真相を確かめるために日本へ向かう。そして、巨大な地下秘密基地である“死亡の塔”に行きつき、潜入を試みるのだが――。

本作は、生前のブルース・リーが構想した企画であり、没後に「燃えよドラゴン」のNGシーンやブルース・リー本人の葬儀の映像などを盛り込んで映像化された。そのため公開当時は、“ブルース・リーの没後もなお、彼の雄姿が見られる”と、多くのファンに感動を届けた。

7月6日(土)夜9時からは、ブルース・リーとカンフーが一躍世界に羽ばたいた超傑作「燃えよドラゴン」が放送される。少林寺武術の達人であるリー(ブルース・リー)は、少林寺を破門になったハン(シー・キエン)が主催する武術トーナメントに参加する。しかし真の目的は、犯罪行為の疑いがあるハンの島の内偵と、殺された妹の復讐だった――。

本作は、「Don't think.Feel!(考えるな、感じろ!)」という名ゼリフが登場するブルース・リーの代表作。クライマックスでの大乱闘シーンをはじめ、集団での迫力満点のアクションシーンや、有名な“鏡の間”のギミックが登場するシーンなど、見どころ満載の名作として語り継がれている。