金子隼也×野村康太が明かす、宝来忠昭監督と作り上げた“美しさ” 「僕たちの芝居を“客観的な視点で再現”してくれる」<パーフェクトプロポーズ>

2024/06/29 09:30 配信

ドラマ インタビュー

金子「“期待”って難しいなと思いました」

野村康太×金子隼也写真=玉井美世子

ーーでは、料理以外で印象的なシーンやセリフはありますか? 個人的には浩国の「多分…誰がいなくなっても、どうにかなる」や甲斐の「人と関わるのって重いね」というセリフが心に残っています。

金子:僕は甲斐が約束を破られても怒らずに「別にいいよ」と言ったセリフと、その期待してないから大丈夫といった雰囲気が印象的でした。期待されないことは悲しいけど、相手に勝手に期待して自分を押し付けるのもまた違う気がして…。僕が知らなかった相手の新たな部分を自分の期待で否定することはしたくないとは常に思っていますが、ポジティブな意味の期待もあると僕は思っていて。だから、期待をするのとしないのと、どっちがいいんだろう。“期待”って難しいなと思いました。

野村:難しいですよね。僕は浩国の「俺の余生くらい…お前にくれてやる!」って叫ぶシーンが印象に残っています。え…!? 何そのセリフ!? カッコいい…って単純にドキドキしました。

金子:(笑)。本編にはほとんど映っていないんですが、あのシーンでは甲斐が道路に荷物を叩きつけて走って戻ってくるんですよ。僕はその荷物の叩きつけ方が想像の3倍ぐらい力強いなと思ってました(笑)。

野村:今すぐにでも浩国を抱きしめたかったからあの勢いになっちゃいましたね(笑)。

「パーフェクトプロポーズ」第3話より(C)鶴亀まよ・海王社/「パーフェクトプロポーズ」製作委員会

ーーここまでお話を聞いていて、2人の相性の良さがひしひしと伝わってきました。浩国と甲斐のようにもし一緒に生活するとしたら、どんな生活になりそうだと思いますか?

金子:僕は料理担当で。料理本を2〜3冊持ってるくらい料理が好きで、腕には自信があります。ちなみに得意料理は「DAIGO'S キッチン」(「テレビ千鳥」テレビ朝日系)で大悟さんが作っていたパスタです。

野村:僕は筋トレが趣味なので、重いものを運ぶ担当で(笑)。

ーー緒に暮らすこと自体はできそうですか?

金子:掃除とか洗濯とか家事を分担したら、僕は全然一緒に住めると思います。そうじゃない?

野村:…多分。

金子:え?

野村:僕、最近生活にこだわりが出てきて…。

金子:嘘でしょ!? たとえば?

野村康太×金子隼也写真=玉井美世子