前田拳太郎“大作”、高野洸“近藤”にある計略書を渡す様子に胸が苦しくなる…「大作しんどい…」の声<君とゆきて咲く>

2024/06/27 16:10 配信

ドラマ レビュー

多くの人が犠牲になることを知って大作は苦しむ


“自然体”の境地を意識すればするほど、亡き父・七也が死の間際、自分を止めるべく言い遺した「丘十郎…そちらに行ってはいけない…」という言葉が頭によみがえるようになった丘十郎。苦悩する丘十郎の姿を、大作は複雑な思いで見つめる。

ある日大作、丘十郎、新之丞(杢代)、南無之介(羽谷)は、山南(永田)に連れられ寺子屋へ。4人は山南の補佐として子どもたちの手習いの指導を手伝う。その帰り道、山南は彼らに刀だけが人を守る方法ではないことを諭すとともに、各々の道を考えるよう伝えるのだった。

そんな中、庄内(上野)と密会した大作はある計略書を渡される。それは祇園祭の前日に町へ火を放ち、混乱に乗じて各藩の要人らを襲撃するというものだった。それにより多くの人が犠牲になることを知った大作は、長州藩と新選組の間で苦しむ。

そして、丘十郎との会話を経て意を決した大作は、近藤の元を訪れ神妙な面持ちで庄内からの計略書を手渡す。近藤は、京の町に火を付けるという長州藩士の計略を知って顔色を変えるのだった。

大作の立場を思うと、あまりにも辛く胸が苦しくなった。SNSでも「うわ~大作が伝えるんや」「あああここでその手紙出す!?」「大作しんどい……」「大作も苦しいね」「見ていてつらい」とコメントが寄せられた。

◆構成・文=牧島史佳